アザラシダイエットのすすめ

写真は少し前の日記にも載せましたが1990年に初めてアザラシを撮りに行ったときのもの、若々しく凛々しいカメラマンだったころです。体重は87kgぐらいだと思います。 「流氷の物語」(河出書房新社)に使った1992年の流氷の写真です。アザラシがいっぱい集まっているのが判ります。当時の流氷は広大でどこまでも白い水平線が続いていました。どこまでも歩けるような世界です。これがごく普通で当たり前の光景でした。

その流氷が2007年にはこんな感じでボロボロでした。ヘリコプターが着陸できる場所もほとんどありませんでした。15年間の地球温暖化による流氷の変化が判ります。この年のアザラシの赤ちゃんのうち少なくとも十万頭以上が死亡したと私やカナダの学者は推測しています。
そしてこのデブの写真は2002年のアザラシを撮影中の私です。この頃が自分の人生で一番太っていた時期だと思います。120kgを超えていると思います。「思います」というのは怖くて体重を計っていなかったから記録がないのです。この年の末に入院するのですがその時に120kgでした。
私が今回ダイエットを決意したのは「流氷の物語」で地球温暖化の進行の急速さを伝える本を作ったからでもあります。私がアザラシの撮影を初めてからの18年間で
「増えたのはCO2と私の脂肪だった」
このことに気づいたのが理由です。自分もCO2を積極的に排出するような生活をしてきたことがこのデブの写真から伺えます。どうみたってエコに見えないですよね。少なくとも私はそう思いました。実際に米国人の肥満率増加のグラフとCO2排出量のグラフとはそっくりにリンクしています。(日本人は女性のダイエットブームがあるため肥満率の増加はさほどない)
地球温暖化についての講演の他に対談にもよく呼ばれるのですが、結構多くの方が温暖化対策というと「電気を消そう」とか「ゴミの分別をきちんと」という話を積極的に話されます。たしかにそれらも大切なことです。
しかし、温暖化の最前線を見て来た私からすれば、すでに地球温暖化の進行は省エネやゴミの分別レベルでは、ごくわずかなスピードの減速はできても、食い止められるものでは無くなっていると思っています。求められているのはもっと根本的なもの。ライフスタイルの変革だと思っています。人間は生き方を変えないと、アザラシの赤ちゃんと同様に死んで行くことになる。
だからアザラシダイエットが必要なのです。アザラシダイエットはまずは脂肪を減らし、次にCO2を減らしていくダイエットです。だから自転車に乗るのです。あのデブのままでは自転車に乗れって言われたって無理でしょう。しかし、あのデブでもきちんと自分で考えて減量をすれば痩せられました。「痩せたいのに、どうしても痩せられない」というのは自分の場合は間違いでした。そう思いたかっただけです。違いは良く考えたか、そうでないかの違いだと思います。
今日の体重は77.4kg 体脂肪率19.4% BMI 24.21。 減らさないで維持することを心がけている。食事は1,800kcal前後ぐらいだが、運動をしながら徐々に2,00kcalぐらいにまで上げようと思っている。食べる量が少ないと筋肉が付き難いからです。
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