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2008年9月29日 (月)

ECOレンジャーまつり 京都

 次日曜はは京都府南丹市八木町農村環境公園 『氷室の郷』にて、地元の市民団体が主催してくださる「ECOレンジャーまつり 〜未来の子供たちへ」にて講演させていただきます。

10/5(日)10:00〜 京都府南丹市八木町 『氷室の郷』
     JR嵯峨野線 八木駅下車 タクシーで10分ほど 
     問い合わせ先 ECOレンジャー事務局 080-5711-4321  

当日はFUNKISTのライブもあります。詳細は上記事務局へお問い合わせ下さい。
小原の講演は13:00からの予定です。
こちらでも写真の販売を用意する予定です。 

     

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2008年9月27日 (土)

高蔵寺ニュータウン写真展

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 愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンのサンマルシュ南館2Fにて9/30〜11/3まで写真展を行います。本日写真パネルの設営をしてきました。
10/12にはトークショーも行います。すでに2時の方は定員になっていますが、4時の方はまだ空きがありますので、お近くの方はどうぞいらしてください。申し込み先は上の写真か、読み難い場合はここに記載してあります。9月末までなのでお急ぎ下さい。
 今回はアザラシの写真の他に、別室ギャラリーにてマナティ、シロクマ、プレーリードッグの写真と物語の展示もあります。シロクマは名古屋市内で採用の教科書「こくご1下」で使用されている写真も大きく展示しています。マナティ、プレリードッグの写真はなかなか展示する機会がないので、この機会をお楽しみ下さい。

 なお10/12のトークショーの日には、最近はまっている手漉きプリントの販売もしようかと思っています。非常に手がかかっているプリントですが、手漉き写真の味わいを知ってもらいたいがために、できるだけお求めやすい価格で売りたいと思っています。こちらは非常に少ない生産量なのでなかなか常時販売はできません。こういった講演の時などに限定したいと思っています。
 ようやくpH7.5ぐらいで作成することができるようになりましたので、保存性も安心できるものになりました。

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2008年9月26日 (金)

pH計入手

 pH計を購入しました。紙漉きのためにそこまで投資する私ってなんなのだろう。でもせっかくの写真をプリントする紙ならば、できるだけ保存の不安は取り除いておきたい。
 測定した結果は、試験紙やチェックペンでこれぐらいかなと思っていた数値とほぼ同様になりました。素人測定なので誤差はあるでしょうが、何回か測定して、相対的な比較は一定していました。
 バナナパルプ<私製バナナ和紙<標準液(pH7)<アルカリイオン水<アワガミ白峰はがき
 といったところです。ちなみにチェクペンだと、私製バナナ和紙は中性紙の範疇に入りますが、BTB試験紙ではやや7に足りないかなぐらいの色判定。pH計だとその辺はっきりとpH6.6〜6.8と出てきました。ほぼ中性紙といっていいレベルかと思います。
 たぶんpH7越えには市販の中性紙同様にアルカリの填料を入れないと難しいと思います。外国製にはpH8越えもありますが、あまりアルカリ過ぎるのも良くないとの研究もあるようです。なのでpH7.2ぐらいを目指してみようかなと思っています。

 でもびっくりしたのが、市販のインクジェットペーパーに酸性と思われるものが結構あることです。しかもそういった商品が堂々と「中性紙」をうたっていることが結構あります。どうもベースは中性紙なのですがコーティングは酸性というもののようです。しかし結果として表面は酸性です。中性をうたっての販売はずるいと思います。
 プロ向け外国製高級紙、国産有名メーカーともに、結構人気のある製品の中にそのような例がありました。「えっ、あの紙が、あのメーカーが」といった感じです。これはチェックペンで調べてみれば一目瞭然なので、気になる方は中性紙チェックペンやBTB試験紙の入手をお薦めします。pH計を購入してからなんですが、BTB試験紙に追加してpH計用の標準液があれば、pH7を基準とした相対的な色判断ができるかと思います。でも数字がでるのって、結構好きなのですよね。なんだかんだ私はデジタル派です。来年の息子の夏休みの自由研究は酸性雨チェックでもやろうかなあ。
 ちなみに私が好きなピクトラン局紙やアワガミ「びざん」は中性紙なので安心しました。

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2008年9月24日 (水)

バナナペーパー(2)

Banana
 ついに私の紙漉きもこのレベルまで達しました。カラー印刷でも十分味があるプリントになっていると思います。というか現行の製品でこれ以上好きな紙はないなあ。紙色から厚み、耳の感じなどなど、自分が満足いく紙を自ら作って、それでプリントしたという写真です。
 しかも、なんと中性紙(pH7弱程度)のクオリティを出しています。入手したバナナ幹パルプは無薬品パルプなので、そのままではどうしても酸性に寄った紙になります。なので必要な処理を行い、しかも保存性と質感を考えて和紙原料をブレンドしました。そこまでの行程が無薬品だからこそ、必要最小限な化学処理を選ぶことができます。最近の和紙原料の中には、なぜかやや酸性に寄っているものもあるので、材料は色々吟味しました。それでもバナナは60%ほどは入っています。
 てんつくマンさんたちが昨年出したバナナ名刺はバナナ30%でやや酸性だったから、それに比べてかなり頑張っています。
 ここまで紙漉きが凝ってくるときちんとしたpHメーターも欲しくなってきます。試験紙だとpH6〜7のあたりはしっかり判定しにくいものです。でもできればpH7越えを目指して、もう少し頑張りたいところです。
 自分で撮影ー紙漉きープリントのすべてをオリジナルでやっているから仕上がった時の感動はすごく深いです。自分でもほれぼれと、ずっと見つめてしまっています。
 ただ問題は・・。いかんせん、深夜のキッチン工房なので生産量が少ないのですよね。


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2008年9月20日 (土)

バナナペーパー

Photo
 発注していたバナナ幹パルプが届いたので、早速紙漉きをしてみた。いつもの写真プリント漉き込みの他に、普通に紙として漉いたものにインクジェットプリントも試してみたのがこの写真。ここしばらくの修行のすえあって、十分プリントに耐える紙を漉けるようになっていた。バナナ80%、楮20%ぐらいの紙です。なかなかの風合いがあります。
 触感は昔懐かしい「わら半紙」を厚手で高級にしたような感じです。現在はわら半紙も稲藁を利用していないとのことですが、日本には古くから非木材紙を使う文化があったのですね。
 バナナ幹パルプは埼玉県にある優良パルプ普及協会から購入しました。この協会のHPは紙と人間生活を考える上で非常に興味深いものがあります。
 ここが開発した紙造くんというパルプ製造機械はものすごく、バナナ幹やトウモロコシの皮などの他に、割り箸やらGパンなどからも、無薬品でパルプを作り出すことができます。地元産間伐材からの紙などにも利用されています。
 バナナやトウモロコシも面白いのですが、日本で一番使われるべき紙原料は、間伐を必要としている放置された人工林であると思います。すでにあるものなので栽培の必要がありません。間伐されると森は見事に生き返ります。
 各市町村は再生紙100%にこだわっているところが多いが、地元産間伐材を使ったパルプの利用がもっとあっていいかと思います。100%古紙のリサイクルだけで循環させることは不可能だし、ある程度良質のパルプを混ぜていく事も紙の循環には必要だと思います。
 紙漉きはほんと奥が深いです。

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2008年9月16日 (火)

紙漉き体験

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 名古屋からそう遠くない豊田市小原村の和紙工芸館に行って紙漉体験をしてきました。ちなみに私は「おはら」で、そこは「おばらむら」で、ちょっと違います。
 やはり本職の人たちの作業を見ると良く判りますね。私の自己流との違いは「ネリ」の濃度でした。ネリはかなり多く使って、それで紙材料を分散させ、均一に薄く漉くのですね。かなりいい勉強になりました。
 海斗は字漉きでアンパンマンの絵を描いていました。
 


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2008年9月15日 (月)

紙漉きは続く

 相変わらず紙漉き練習をしています。色々な素材を試しているのですが、試せば試すほど、一番最初に作った和紙原料だけのものが良く見えてしまう。特に手にした時の触感がなんともいい。
 しかし、きっかけが子どもの夏休みの自由研究で紙のリサイクル実験だったゆえに、牛乳パック再生パルプはなんとか利用してみたい。一見コーティングがしてあるのでリサイクルしにくそうな牛乳パックだが、その下には汚れていない真っ白なパルプがあるので、再利用はしやすい素材だと思います。他の古紙のようにインク抜き漂白の必要がありません。コーティングも慣れれば簡単に取れます。
 でもさすがに歴史ある材料の和紙原料はすごいです。牛乳パックパルプに比べると遥かに薄く、しかも丈夫に漉く事ができます。なので薄くても手触りがいい存在感がある紙作品になるのですが、牛乳パックを混ぜると、手触りがザラつきつつ不要な厚み感が出てしまいます。
 アート面を優先するか、エコ面を優先するか、素材選びは悩ましいです。見せるだけなら表面だけ和紙材料を使って、裏面だけ牛乳パックでいけるのだが、触ってみる楽しみも大事ななので難しいところです。

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2008年9月 9日 (火)

野菜紙(キャベツ、ニンジン)

Photo
Photo_2
 昨年の今頃いっぱい頑張ったダイエットが、5,6,7,8月でしっかりリバウンドが進んでいました。具体的には昨年9月に117.8kgからスタートし、今年1月に77kgまで減らしたのに、一度このような経過があり、8月末に88kgぐらいまで戻してしまった。それで再度9月1日からダイエットをやり直ししています。あんまりキチキチではなく、ゆるやかにやっているのですが、とりあえず6月の85kgまでは戻しました。ちょうど昨年の12月頃の体重ですね。
 写真と関係ないような話だが実は大ありで、私のダイエットでは朝食はジューサーで作った野菜ジュース+豆乳&バナナをミキサーで回したものです。またダイエット中は(好きではないのに)野菜をいっぱい食べます。
 ジューサーで野菜ジュースを絞った残りかすを見て、この繊維を使えないかなと思って作ったのが、下のニンジン紙。冷蔵庫のキャベツを見て、虫食いしてる外側の2、3枚使えるなと思い作ったのが上のキャベツ紙です。「どんな草でも紙になる―植物せんいのふしぎ  大西 秀夫(大日本図書) 」を参考にしました。
 その本では紙材料を付加しないで紙を作っているのですが。私は理科の実験ではなく、あくまでも芸術作品の端くれを指向しているため、手触りや強度の問題から、和紙原料の楮に混ぜて使用しました。どちらもそれ単体でも紙になりそうでもあり、特にキャベツはいけそうではありました。正確な比率は材料の水分量の違いがあって出せないのですが、半分半分を目指したつもりです。
 どうでしょう?結構いい味がでているかと思っています。味といっても食べる方ではありませんが。この2点は繊維抽出にアルカリ溶液など薬品を使っていないので、作りようによっては保存食としての野菜紙も可能でしょうね。混合した和紙材料の楮には薬品が使用されています。ちなみに乾燥したら臭いはなくなりました。
 野菜嫌いな人がダイエット中に見る作品としてどうかなあ。

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2008年9月 6日 (土)

紙漉きから環境を考える

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 紙漉き練習は続いています。今回のはちょっと周辺の紙材料の分布具合が今イチかな。あと使用した材料が漂白されています。この用途では生成りに近い方が好きかな。
 紙漉きを初めてよかったのが、紙のことを知り、紙の材料を考えるということは、人間と自然との共生を考えることになります。どんなものが紙になるか、なぜそれを利用するのか。極論すればどんな植物でも紙になり、庭の雑草や野菜くずからも紙は作れるようです。
 ケナフの問題は興味深いですね。「ケナフ」で検索すると色々賛否両論が出てきます。木材の紙利用を減らそうと栽培が始まったケナフが一度はブームのように期待され、地球温暖化を救う救世主のようにさえ扱われた。次には外来植物のケナフが帰化する可能性からアンチケナフの方々が現れ、その議論がにぎやかになり、反論の攻撃性もあって、うかつにケナフのことを口に出せないような雰囲気になり、そうこうしているうちに、一般にはその存在が忘れられそうになっている。私感では現状はこんな感じかな。
 私個人の意見だが、紙材料としてのケナフには非常に期待できるものがあるし、ケナフ紙は非常に質が良く、むしろ使ってみたい紙でもある。きちんと耕作者が管理する意識を持っていればセイタカアワダチソウのようなことになる可能性は少ないと思うし。耕作物の帰化を心配しての反対を言い出して、否定し尽くしたら、カリフォルニア米とか多くの野菜とかどうなるのだろう。ただし帰化への配慮は大事であり、どこにでも植えればいいというものではない。
 理想論だけでは世界は変わらない。それはケナフ派にもアンチケナフ派にもいえ、コストや供給量の問題も無視できない。相対的に輸入木材からのパルプ生産とどちらがトータルな視線でいいかという観点から考えるしかないと思う。

 ケナフに限らず、何かを「環境問題の救世主」的な扱いをするのが問題だと思う。
 「環境問題に特効薬はない」というのが世界的な植樹活動で有名な宮脇昭さんの言葉だが、まさにその通りだと思う。私は環境対策として植えるのなら潜在植生の木々に勝るものはないと思うが、耕作物としてのケナフは、その需要さえきちんとあれば非常に価値ある耕作物であろう。ところがコスト面からこの需要が難しいのが現状のようだ。
 紙のことを考えると色々自然と人間の繋がりが見えて来て、それは非常にいい環境教育の材料になると思うのだが、本来それを学んで欲しい息子の夏休みの自由研究は終わり、私の尽きない自由研究になってしまっている。環境教育としては、ケナフがちやほやされていた時より、アンチケナフ後の今の方が、それこそ外来種の問題も含め、よほど興味深い題材だと思います。

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2008年9月 3日 (水)

紙漉きにハマってしまって・・

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 先日、息子の夏休みの自由研究に行った紙漉きに私がハマってしまいました。家族が寝静まった台所で、あれこれ色々なパルプ材料を使ったり、紙すき技術の習得に励んでいます。現在試作中なのがこれです。
 一度和紙にプリントした写真を、再度和紙原料で漉き込んでいます。アザラシの赤ちゃんが、雪のような紙の繊維に包み込まれる優しい紙作品に仕上がりました。手漉きそのものなので質感は最高です。
 今まで色々な出力紙を探していましたが、その究極がこれかもしれません。「もう一度紙に戻し込んでしまう」という考えです。手にして、優しさを感じるような紙としての存在感のある写真にしたいのです。
 どうせ作るのなら意思のある作品にしたいと思い、牛乳パックやら、和紙の原料やら、プリントした和紙の端切など、色々な紙材料を試しています。
 やはり奇麗なのは和紙原料です。一度洋紙になったものはどうしても繊維が短く、フワフワ感がありません。しかし、どうせ新たに紙作品を作るのなら、今後の紙のありかたを考えた作品にしたい。和紙原料も非木材紙なのですが、それだけでは主張が弱いかなと思い。牛乳パック再生パルプを配合したりしています。でも牛乳パックのパルプは妙に漂白されすぎていて、あまり好きじゃなかったりします。なので裏面にだけ使ったりも試しています。
 私の写真を表紙にしていただいた、てんつくマンさん達の「豪快な号外」で提案されていたバナナ紙の原料にも興味があり発注しました。現在は色々な材料からパルプ原料を作る事ができるようです。
 
 実はホタル撮影が終わり、子供達でにぎやかな8月が終わると毎年小原は何かに熱中します。昨年はカヤックとダイエット、一昨年はHP作りです。このブログをずっと過去まで辿っていくとそれが現れます。今年はこんな具合に紙漉きにハマってしまっています。
 材料の配合や選択などまだまだ試作が続きますが、ゆくゆくはメッセージ性のある作品として講演会場などで販売することも考えています。


PS:この写真に使用している和紙の製造元のアワガミファクトリーさんのブログでご紹介いただきました。ありがとうございます。
 

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