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2008年9月20日 (土)

バナナペーパー

Photo
 発注していたバナナ幹パルプが届いたので、早速紙漉きをしてみた。いつもの写真プリント漉き込みの他に、普通に紙として漉いたものにインクジェットプリントも試してみたのがこの写真。ここしばらくの修行のすえあって、十分プリントに耐える紙を漉けるようになっていた。バナナ80%、楮20%ぐらいの紙です。なかなかの風合いがあります。
 触感は昔懐かしい「わら半紙」を厚手で高級にしたような感じです。現在はわら半紙も稲藁を利用していないとのことですが、日本には古くから非木材紙を使う文化があったのですね。
 バナナ幹パルプは埼玉県にある優良パルプ普及協会から購入しました。この協会のHPは紙と人間生活を考える上で非常に興味深いものがあります。
 ここが開発した紙造くんというパルプ製造機械はものすごく、バナナ幹やトウモロコシの皮などの他に、割り箸やらGパンなどからも、無薬品でパルプを作り出すことができます。地元産間伐材からの紙などにも利用されています。
 バナナやトウモロコシも面白いのですが、日本で一番使われるべき紙原料は、間伐を必要としている放置された人工林であると思います。すでにあるものなので栽培の必要がありません。間伐されると森は見事に生き返ります。
 各市町村は再生紙100%にこだわっているところが多いが、地元産間伐材を使ったパルプの利用がもっとあっていいかと思います。100%古紙のリサイクルだけで循環させることは不可能だし、ある程度良質のパルプを混ぜていく事も紙の循環には必要だと思います。
 紙漉きはほんと奥が深いです。

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コメント

コッテますねぇ。先日のメッセナゴヤありがとうございました♪自作の紙漉きカードも嬉しかったです(^^)小原村の工芸館も行ったことあります。10数年前に山内一生さんという小原和紙の巨匠にお目にかかったときからしばらくコッテました(笑)
岐阜県郡上で弊社が管理している山林から間伐木材が結構でます。いまはPRイベントに参加した子どもにお土産にする写真立てに加工しています。紙にできないか聞いてみたいです。

投稿: たてまつ | 2008年9月22日 (月) 06時23分

たてまつさま

コメントありがとうございます。またメッセでは大変お世話になりました。そうなんです、ほんとコッテしまって・・。例年3、4ヶ月ていどは凝りまくります。その後アザラシ取材が始まって、今度は時間がなくなるのですが。でもこの3、4ヶ月の集中凝りで、今まで色々な技術を身につけたりしています。今年のは今後の作品に反映できそうなので、頑張っています。
今も台所で漉いています。

投稿: 小原玲 | 2008年9月22日 (月) 22時29分

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