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2008年10月29日 (水)

母校での講演

 今日、自分が卒業した群馬県の小学校と中学校で講演を行って来ました。
 小学校を卒業してから35年が経っています。自分が学んだ校舎はなく、新しい校舎に変わっていましたが、校庭の木はそのままでした。そう考えると木って、すごいですね。
 中学校は同じ校舎を増築改築していました。なので当時の面影が色々残っています。講演会場の体育館は昔のままでした。剣道部だった私は、体育館の2階で練習していたのですが、その場所が目に入り懐かしかったです。
 小学校も中学校も、母校の卒業生ということで真剣に聞いていてくれました。こうやって母校で講演ができる大人になれたということは、ものすごく光栄で嬉しいことです。今までに色々とテレビや雑誌で紹介されましたが、それ以上に名誉なことかも知れません。段取りをつけていただいたK先輩どうもありがとうございました。
 さらに嬉しかったのは中学生たちから次々に質問や感想のメールが届きました。今日着いたメールは今までの講演で一番多いです。すごく関心を持って聞いていてくれたことが判ります。
 子どもたちには、環境問題でも自分の将来でも、「どうしたらいいか自分で考える」ということを話してきました。それが私の信条でもあります。郷土に誇りをもって、自分で考える力を持って育っていって欲しいと思います。
 子どもたちの目が輝いていました。あの輝く目を持っている子どもたちなら必ず夢を適えられるでしょう。そして、子どもたちの目が私をさらに励ましてくれています。
 

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2008年10月26日 (日)

超高級ホテル VS 健康ランド

 カナダのアザラシウォッチングの日本への売り込みのために、日本で行われた旅行関係のトレードショーに参加してきました。現地から来たスタッフと私で日本の旅行会社の方たちと次々会合をこなして来ました。
 会場は東京でも超高級なホテル。人の金で5泊してきました。でもホテルは身の程を超えるとかえって居心地が悪くなるものです。
 カナダからのスタッフは免税店で買って来たラムを飲むのにコーラが欲しくて冷蔵庫を開けたら、5ドル以上する。ミネラルウォーターの大瓶は10ドル以上する。売店か自動販売機がないなかなとホテルの中を歩けど見つからない。そのくせ20mおきぐらいには人が立っていてドアを開けてくれたりしてくれる。なんか求めているのと違うところでサービスがある。
 どこに行くにもリムジンかタクシーで行くような人の為のホテルのため、周辺には何もありません。10分ほど歩いた先のコンビニに連れて行き、コーラーを買って急坂を上ってホテルに戻ると、インドの首相も泊まっていて、SPはうようよ。日本の首相経験者たちとも廊下ですれ違いました。そんなVIPの大名行列を見ながら、VIPが急に立ち止まって「失礼。そのコーラ何処で買ったか教えてくれない?」と聞かれないかなあと冗談をいいあいました。
 私も同じです。シャツを洗濯しようとすると結構いい値段がする。経費で落としてもらえるのだけれど、洗濯にこの金額は出したくないなあという値段です。なんだかんだ自分で手洗いしてしまいました。その会議の前に泊まっていたビジネスホテルにはコインランドリーがあって、洗濯ができたのでかえって便利でした。
 でもさすがに部屋の便箋は素晴らしいものでした。手漉き和紙の耳付きの紙を切って、1方だけ耳がある便せんにしています。なかなかおしゃれでした。でも正直それだけだったなあ。

 会議が終わってスタッフを送り出し、ホテルを出てもう一泊都内で泊まったのだが、私が選んだのが健康ランド。昔報道カメラマン時代に良くここで飲んで泊まっていました。友達のNYタイムズのカメラマンが「日本はつまらない、虚栄の国のようだ」(バブル期でした)というので、ここはどうだと連れていき、おばさんがムームーを着て小指を立ててカラオケを歌い、おじさんたちがアザラシのように雑魚寝をしている姿を見て、ここは素晴らしいと感動していたものでした。何日か彼と泊まったものです。
 私も超高級ホテルの毒を薬草風呂で洗いながし、ほっとした気分になりました。もちろん仮眠程度の施設なので窮屈で体は疲れはするのですが、精神的な疲れはしません。私には健康ランドの方が快適でした。身の程です。

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2008年10月21日 (火)

ペンタブレット

ペンタブレットのWACOMさんのHP「プロ写真家の現場」に登場しております。ホタルの写真の撮り方とそれをどう処理していくかの説明を動画でおこなっています。ご興味のある方はぜひどうぞ。ペンタブレットはほんとうに便利です。機能の割にそれほど高いものでもないのでお薦めです。マウスでは出来なかったことが色々と出来るようになり、何よりクリエィティブの幅がぐっと広がります。
 この企画を取材してくれたのが吉田繁さんで、それ以降私のデジタルプリント熱に火が付きました。
 デジタルプリント → モノクロ → 和紙プリント → 手漉き紙プリント → バナナ紙 → 中性紙 →マット切り と関心は推移してきましたが、おかげで随分紙のことに詳しくなりました。色々な国の色々な紙に写真をプリントしてきましたが、詳しくなるとともに色々な紙が、どういう意図で現在の品質になっているかが理解できるようにもなってきました。色々な所で壁に飾ってある版画や書画を見ると使っている紙に興味がいきます。

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2008年10月19日 (日)

娘の運動会

_08q3279 娘の運動会の写真を撮りました。ちょうどその日にカナダから知人が来るため東京に行く必要があり、新幹線に乗る時間を気にしながらの撮影でした。ちょうど娘のクラスからかけっこが始まったので、ぎりぎり撮影できました。
 それにしても父兄の方にデジタルカメラが増えました。長男や次男の頃まではデジタル一眼レフはまず見かけなかったのに、今ではあちこちでお父さんたちが構えています。随分変わりました。性能も値段も随分よくなりました。
 そして撮ってそのまま出て来てしまったのに、写真を家族や友人にネット経由で見せることができるようになるなんて、随分変わりました。私が報道写真家時代には、いかにフィルムを早く、検閲や没収されずに海外に送るかが写真家の技量の一つでした。ソマリアや天安門事件時の北京から、NYや東京に苦労して送ったものです。自分の世代のうちに、こんなに進歩するなんて当時思ってもいなかったなあ。
 
娘の同級生のご家族の皆様、運動会の写真へのリンクです。
 名前:momogumi
パスワード お尋ね下さい
かけっこはほぼ全員が写っていると思います。

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2008年10月14日 (火)

トークショーの報告

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 12日(日)に愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウン、サンマルシェにてトークショーを行って来ました。2回に分けて行った公演はほぼ満席でした。連休の中にご参加いただきました皆様どうもありがとうございました。写真展示の方は引き続き11/3まで行われます。
 今回はアザラシの写真以外に、マナティやシロクマ、プレリードッグなどの写真も展示。なかでもプレリードッグは滅多に展示がないので、コアなプレ・ファンの方々が全国各地から集まっていただけました。トークショーは地球温暖化とアザラシの話なので、プレリードッグの話をするために本日改めて席を設け、皆さんと会食してきました。
 いやあ、プレ・ファンの熱意はすごいです。日本中のほとんどの動物園などのプレーリードッグを見て来ている人、噛まれて30針縫ってもプレを愛している人。中にはプレーリードッグのために無農薬の牧草を栽培している人、新婚旅行が米国のプレリードッグを観に行く旅の人、それに同行してしまった他のプレファン。皆さんすごいです。そして、とても楽しい会食でした。

081012_163401 そんな連休の中、我が家の家族にもニュースがありました。長男の真斗が出場した極真空手の愛知県交流試合の5年生初級の部でなんと準優勝しました。まあ級分けされて上級の子がいないのと、そのクラスの参加者は8名だったので、2回勝っただけなのですが、体は大きいが、へたれの真斗にしては大健闘です。
 私はちょうどトークショーの最中だったので試合は見れていないのですが、妻からひと試合ごとに携帯メールが入って、最後に届いたのがこの写真でした。写真は真斗が通う道場<の木山仁師範(審判委員姿)との記念撮影です。この師範、空手の世界では超有名人で、なんと極真空手の前世界チャンピオンなのです。そんな師範にも褒められて、いい記念になりました。
 


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2008年10月11日 (土)

マット切り練習

081010_162001 紙漉きとプリントにハマると展示や保管も気になってくる。私たち写真家はブックマットという2枚ばさみのマットを良く使用するのだが、これも額屋さんで切ってもらうと結構いい値段になる。マット紙だけを入手して自分で切れば安くなるのだけれど。45°に斜めに切り込みを入れるVカットは結構難しい。国産のカッターにも色々それ用の物が出ているが、比較的安いかわりに、切り込みの失敗もそれなりに起こる。失敗を計算したら額屋さんで切ってもらった方が安かったりする。
 写真で仕事している者なら持っていてもいいだろうと、米国製の専用のカッターを個人輸入した。LOGANというメーカーのもので、日本では結構な値段で売られているが、米国ではその1/3程度の値段で出ている。送料も重たい割には安く送れる。なので思い切って購入してしまいました。
 コツをつかむためにだいぶ練習しましたが、国産の数千円のものとは大違いに奇麗に切れます。ただコーナーをぴっちりプロのように決めるには、多少のコツをつかむ必要があるようです。カッター刃の交換や下敷きのマットの状態なども仕上がりに大きく影響します。自分で切れると大きなサイズのマットの穴部分からハガキ用のマットがさらに作れたりするのがいいですね。

 練習したマットに中性紙チェックペンの書き込みがあるのがご愛嬌です。携帯電話のカメラで撮った写真なので良く判らないかもしれませんが、マークした跡が黄緑色や黄色に変色していますね。表面が弱酸性や酸性を指示しています。
 中性紙チェックペンは逆にその存在をしらなければ良かった商品かもしれません。使いたかった紙が問題があったりすると結構残念です。 
 日本古来の手漉き和紙にも原料によっては酸性のものがあります。理由はなぜだか判りませんがpH5あたりなので完全な酸性紙です。たぶん版画用のドーサという滲み防止が原料に含まれているのではと思います。これがまた私が好きな生成り色で厚手のものを探すと、なぜか次々と酸性紙に当たります。酸性紙といっても現在のインクジェットのカラーインクよりは長く持つ可能性があるのだけれど、結構値段がする紙なのに酸性紙だと躊躇してしまいますね。
 今のところその手の紙で一番中性度がいいのが、私が自ら漉いたものになるのですが、ハガキサイズぐらいならいいのですが、それ以上のサイズになると我がキッチン工房では漉くのも大変です。そして紙漉きよりも作成中や乾燥中に付くゴミの除去が大変です。なのでとっても割が合わない仕事になってしまいます。一貫した行程が確保されている職人さんの仕事に適いません。
 いずれはどこかの紙漉き職人さんに原料と処理を指定して、自分用の手漉き写真用紙を漉いてもらう必要があるかもしれません。
 

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2008年10月 3日 (金)

いったい中性紙はどこに?

 紙漉きをやりだしてから、自分の写真の保存性が気になって、先のごとくpH計を購入したり、中性紙チェックペンで色々な紙をテストしているのだけれど、正直これほどまでに中性紙の表示がいいかげんだとは思ってもいなかった。
 インクジェット用紙で中性紙をうたっているものの約1/3ぐらいは弱酸性紙や酸性紙です。
 写真や絵画を額装するときのマットボードは、安いものはまず酸性紙であり、結構な高級品でも弱酸性紙だったりする。「えっ、まさかあの商品が」というものにも私のテストでは問題がありました(たまたまかも知れませんが・・)。白ものは比較的大丈夫ですが、アイボリーやクリーム系などから色物は怪しくなります。アイボリー系が好きな私は、入手したマットボードのすべてに何らかの問題がありました。
 今日は色々な物が揃う有名な大規模店の、非常に充実した文具コーナーで「この紙は中性紙です」と書かれているものを額装の際のコーナーに使うために買って来たら、なんとpH4.8のど酸性紙だった。あきれはててしまった。ちなみにBTB試験紙はその店で購入しました。
 正直、いったい本当の中性紙はどこにあるの?といった気分です。

 「中性紙ではないのでは?」と問い合わせをしたメーカーの方からは、「紙のベースは中性紙となっておりますが、インクジェット適性を付与した場合に、その印字面が酸性となっています。」との謝罪のメールが来ました。きちんと認めてくれただけ潔いと思います。
 ただし、酸性紙問題はそもそもインクを使う洋紙が、その滲み防止の為に付加した酸性のサイズ剤が主な原因であることからして、「ベースが中性でコーティングだけが酸性」というのは言い訳にならないと思います。
 というかむしろ酸性コーティングこそが酸性紙問題の歴史そのものだと私は思います。

 それにしても日本の紙製品の品質って、こんな程度なのでしょうか・・ 
 

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2008年10月 2日 (木)

アザラシ・ウォッチング in モントレー参加者募集中

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 春にゼニガタアザラシの撮影でお世話になったえりも岬のクリフカヤックスさんから、1月にモントレーのアザラシを観に行かないかとのお誘いがありました。小原も撮影や生態の指導役として参加する方向でおります。
 それで皆さんの中から参加者を募らさせていただきたく思います。ツアー詳細はこちらです。問い合わせ、申し込みは記載されているクリフカヤックス柳田さんに「小原のHPを見たもの」と名乗ってお願いします。または私宛にご連絡下さい。
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モントレーはアザラシの側をのんびりとカヤックで漕ぐ事ができる街です。他所でも、たとえばえりも岬でも近づくことは可能ですが、この写真のようにアザラシがのんびりとしていることは難しいです。モントレーは人慣れの歴史が長いため、実にうまくカヤックとアザラシ、ラッコ、アシカなどが共生しています。自然の中の一員になれる、いいところですよ。
 このツアーの魅力は、なんといってもアザラシ・カヤックの日本人専門家が2名(柳田さん、小原)同行することです。柳田さんはモントレーでアザラシ・カヤックを知って、それをえりも岬で実現した人です。小原はカヤックはまだまだですが、アザラシを見る為にカヤックを覚えた人間です。アザラシやラッコの撮影のノウハウ、およびアザラシと一緒の時間の楽しみ方など現場で指導させていただきます。
 カヤック経験はまったく無い方でも指導がつきますので大丈夫です。上の写真も小原が19年前に初めてモントレーでカヤックに乗った時に撮ったものです。
 正直、モントレーに限らず米国で野生動物に近づく撮影や体験は、「誰とそれを行うか」によってかなり左右されます。そこに配慮がないと「あの人たち動物に近づきすぎて虐待している」との通報、警告が次々来ます。その英語での対処だけで四苦八苦されると思います。
 そんな時に重要なのが人間関係です。いきなり自分たちだけで行くのとは大違いです。柳田さんはモントレーでカヤックを学んだ方なので、現地とのコンタクトは日本人の中で最強です。
楽しいツアーになることを何より願っています。宜しくお願いします。

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