アザラシの赤ちゃんに出会う旅
昨晩(こっちの時間で)書いたように1996年に「アザラシの赤ちゃんに出会う旅」(東京書籍)という著書を出しています。その最初の見開き頁がこれです。「ここからはそんな生易しい寒さじゃないぞ」という言葉が当時の寒さを伺わせます。そして最後の後書きはなんと流氷の上に泊まった夜、氷の上で書いてそれをヘリコプターでホテルに届けてもらい日本にFAXして送りました。流氷が厚くて氷の上に小屋を持って行って泊まれた時代です。まだE-mailは普及していなくFAXが主流だった時代ですね。
この本は私が長い文章を書いた最初の本です。それから13年後にだしたのがこのたびの新刊の流氷の伝言―アザラシの赤ちゃんが教える地球温暖化のシグナルです。この2冊の内容を比べると変化が良く判ります。
すでに先の本は中古でしか入手できませんが、ご興味のある方は参考にしてみてください。それにしてもこの本からすでに13年も経つのですね。なんか20年も同じことを繰り返していると、自分だけゆっくり時間が進んでいるような気がします。
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コメント
あざらしの赤ちゃんに出会う旅!この本を見てマドレーヌ島をめざした私です。
もう13年たつのですか…
今年は5年ぶり?6年ぶり?に参ります。
明後日出発です、待ってて下さい~~~!
投稿: おおかき | 2009年2月27日 (金) 01時41分
誰か分からぬように書いたつもりはなくて、URLから飛んできたらすぐに分かると思っておりました。
失礼。
こういうところで名前を出すのも、なんだかな〜っていう気がしてしまいますので、出来たらアドレス(URL)から時間のあるときに飛んできてチェックしていただきとうございます。
ま、いい写真が撮れることを祈っていますよ。
まゆみ(♂)
投稿: 真夜中親父 | 2009年2月27日 (金) 02時02分
おおかきさま
そうですね。この本を見て来られたおおかきさんや
シュナイダーさんが来られ出したころから、氷の様子がおかしくなりました。でもこの文章でもヘリコプターの着陸を心配しているように、その兆候は現われ始めていた頃なのだと思います。
マドレーヌ島で待っていますね。
投稿: 小原玲 | 2009年2月27日 (金) 02時04分
真夜中親父さま
いやあ懐かしいです。失礼しました。
真夜中親父さんは南の島ですか、
なんかお互いに昔と全然ちがうものを撮っていますね。
ぜひお会いする機会をつくりたいです。
よろしくです。
投稿: 小原玲 | 2009年2月27日 (金) 02時08分
なんともレスの早いことでビックリ。
お元気そうで何より。とにかく小生が取材した人と結婚するという御縁があることも、ほんと生きていると面白いことがあると実感。
こちらはライター本業だけど、写真も撮るスタンスで、プライベートに南の島が大好きで撮ってきています。
なんともお互いの歩みの違いも含め、ホント面白いねって思っています。
是非とも帰国されたら、一度御対面といきましょう。
楽しみにしていますよ。
寒いところだけに、体調管理に気を付けてくだされ。
では、また。
投稿: 真夜中親父 | 2009年2月27日 (金) 02時31分
真夜中親父さま
どうもありがとうございます。
時差ボケでこっちの真夜中に書いています。
今はS氏が編集長ですね。
新入社員だったあのSが…と感慨深いものです。
それでは、ぜひ機会を
投稿: 小原玲 | 2009年2月27日 (金) 17時35分