平針に開発許可が……
とうとう平針の里山に開発許可が出てしまった。
河村たかし市長は最後の最後まで悩んだのが伝わってきている。しかし、訴訟では負けるという市の職員の説得にとうとう屈した形だ。ここでそれを吹っ切って許可を出さなかった場合には、市長個人に損害賠償の負担がいく可能性すらあるからだ。市長が頑張れるギリギリまで頑張ったことは確かだと思う。
そもそもこの開発申請は河村市長が就任する前日に、名古屋市が受理してしまったのが問題なのだ。前市長の松原武久氏の置き土産なのだ。
保全団体はこれからが勝負だ。
まさに明日重機が入るといった状態から開発を守ったのが宮崎監督の淵の森でもあるし、まだ策は残っている。開発許可=開発ではないので、最後まで頑張って欲しい。
今までが市長が守る段階で、これからが市民が守る段階なのだと思います。
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コメント
このお知らせ、とても残念です。今後、少しでも良い形になってくれたらと願っています。
私は、この年末、上関原発の阻止行動に参加するため、カヤックで現地まで向かうことにしました。自分にできることは何なのか考えた結果です。
久しぶりのカヤックなので、足を引っ張らないといいのですが。
投稿: Ken | 2009年12月25日 (金) 05時28分
自然保護の活動は勝ち負けでいったら、多数の黒星に、ごく少数の白星といったものですね。それの繰り返しが私たちの文明であるというのも事実ではありますし。
しかし、数少ない白星が転機になる可能性を信じて、自分にできることをするしかないのだと思うこの頃です。
投稿: 小原玲 | 2009年12月31日 (木) 22時26分