原発事故の情報に思う
東北・関東大震災で被害にあわれた方、その関係者の方へお見舞い申し上げます。
さて福島第一原発に関する情報ですが、その情報の出方に相変わらず私は不満を持っています。
20年前まで報道写真家として湾岸戦争下のイスラエルや内戦時のソマリアを取材してきた経験から、思うことを書きます。
私が取材者としてイスラエルに入った時に、空港でガスマスクとサリンの中和剤を渡されました。そしてこれをいつも携行することを言い渡されました。これで私はこの国が化学兵器を想定していること、その為の対策を取っていることが実感でき、かえって安心しました。
今回の原発事故で国はヨウ素剤の配布指示をまだしていません。(いわき市では自主配布)それでは一旦いつ配布をするのでしょう。たとえば爆発があった後に誰が外に出て自宅待機の人たちに配布ができるのでしょう。事が起こる前に配布すべきものをしていないのは信じられません。配布時にきちんと服用は指示が出てからという指示をすればいいだけのことです。
そして武田邦彦先生が日々のブログで計算しているように、私も現在の福島市などの放射線量はもっと対応がとられていい量だと思います。まして今日の雨には、わずかな可能性の危険であってもあたるべきでないと思います。
国民が求めているのは「このくらいなら安全ですよ」という情報ではなく、今は「微量ですが、これだけの期間いれば、このくらいの危険はあるのですよ」という危険の方の尺度にたった情報なのです。この点で政府とマスコミの報道のスタンスには大きな疑問を持ちます。
人は危険を感じた時にパニックになるのではなく、危険を感じた時にどうなるのなか判らない時にパニックになるのです。危険の方の尺度はたとえ可能性であっても、きちんと伝えておくべきだと私は思います。
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)



最近のコメント