2012年のカメラはどうなるだろう
2012年はカメラの世界が大きく変わる年になると思う。
まずは1月にソニーからNEX-7が発売され、いよいよプロがミラーレスを一部の仕事に使いだすだろう。実際に使ってみると「これで十分じゃないか」ということになるに違いない。NEX-5Nを使った私がそう思ったように。
春にキヤノンの高級一眼レフEOS-1Dxが出る。周囲のプロカメラマンのこのカメラへの評価は「いいカメラだけど、仕事量も減り原稿料も安くなっているなかで、そうそう買い替えてられないよ」という声が多い。私も同感だ。EOSの性能は高く評価するがそうそう高額なカメラを買い続けられるものではない。NEX-7との価格差は5台分ぐらいだ。
結果このような高級デジタル一眼レフカメラと、小型ミラーレスカメラとのどっちを仕事で使うかをプロも考えるようになる。
ともに始まりはライカという35ミリ版カメラだったのに、片やとっても巨大なカメラに進化し、EOSはとうとう映画用カメラにもなってしまった。 ライカが35ミリ版の映画カメラのフィルムの転用から始まったのと、まったく逆の流れだ。 そしてミラーレスの方はライカよりも小さく進化した。果たしてどっちが進化で、どっちが退化なのだろう。
仮に今オスカー・バルナックというライカを開発した設計者がいて、映画カメラを元に自分が使いたい小型カメラを作るとしたらどんなカメラを作るだろう。こう考えると判り易い。
来年中にはフジフィルムやサムソンもAPS-Cミラーレス機の発売を予告している。 これらの既存のレンズの資産がない会社は逆に、古いマウントのレンズシステムの継続の重荷が無い分有利かもしれない。すでにカメラは電化製品なのでサムソンが飛躍するかもしれない。琴子が「少女時代」をテレビで見ながら「こっちのお姉さんたちの方がAKBより歌も踊りも上手い」と今年つぶやいていたが、カメラの世界もそうなるかもしれない。
キヤノンも来年中にはミラーレスに参入しないと手遅れになるだろう。というかもはや相当手遅れに近いくらいに見えなくもない。しかし、既存のEFマウントをミラーレス化しただけの、EOS5Dmark2のミラーレス機や、Kiss-Dのミラーレス機を想像してみると、「なぜそれを使わないといけないの」という点があいまいなように、EFレンズのままでは魅力がない。既存のシステムと並列できるミラーレス機の開発は苦渋の選択になるだろう。FDマウントをすててEFマウントに転換した時のような大変化をするには、EOSのシステムは巨大になりすぎてしまった。
そして多分年末までにどこかの会社がフルサイズのミラーレス機を発表すると思う。そのカメラこそがプロの仕事を大きく変えるカメラになると思う。
(長くなりましたが、今年1年私の駄文のご愛読どうもありがとうございました)
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