二つのロベール・ドアノー展と京都の桜
知人に誘われて京都の桜を見に来ました。昨日は大荒れの天気だったのですが、一晩たって、すっかり晴天。平安神宮の桜を見に行きました。
カメラは当然ペケプロ1、レンズはBORG45EDⅡにx0.7倍のレデューサーをつけ、227mm/5.6(35mm換算340mm相当に)のレンズです。BORGのレンズはシャープなだけではなく、ボケ味も綺麗だし、色の抜けも良い。
こういう写りの良いカメラとレンズを持つと写真を撮るのがとても楽しくなる。普段の私はこういう観光地で写真を本格的に撮ったりすることはないのだけれど、ペケプロ1とBORGなら身軽なので、写真を撮りたくなる。これが大型のフラッグシップ機のDSLRとAFズームレンズだったら、面倒で同じものを撮ろうとしていないだろう。それに多分、この色と描写は出ないと思う。
京都に来たついでにずっと気になっていあ「何必館 京都現代美術館」を見てくる。ちょうどマルク・リブ展をやっていた。マルク・リブの写真ももちろん良いのだけれど、2月にやっていたロベール・ドアノーの写真展の図録を購入した。
とても見たかった写真展なのだが取材前で忙しくて来れなかった。ちょうど東京写真美術館でもドアノー展をやっているが、図録を見てびっくり。
「何必館」のセレクトの方が遥かに素晴らしい。
ドアノーを日本人に知らしめた有名な写真集「子どもの情景」の思い出深いカットが次々出てくる。これが見たかったのだというカットばかりだ。ドアノーを本当に好きな人が写真を選んでいる。
「子どもの情景」は私は当時の本を入手して持っているが、印刷の良い図録で見るのはまた格別だ。
今回二つのドアノー展では、小さな京都の美術館が東京写真美術館に比べて圧勝だった。
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