シャープな中に柔らかみのあるレンズが好きだなあ

　昨年末に発注していたフジX-Pro1用のXF14mmが届いた。発売が遅延され１ヶ月ちょい来るのが遅くなったが、待ちに待ったレンズ。早速いつもの海斗で試し撮り。F2.8の開放で撮ると、とてもシャープなのに柔らかみがあって、肌の描写も綺麗で素晴らしい写り。シャープな広角レンズというと、カチッという感じのものが多いけれど、このレンズはそれだけではない。これだけ柔らかさとシャープさを兼ね揃えた広角レンズは私は初めてだ。そしてとても軽い。機動性は抜群のレンズだ。
（X-E1 XF14mm/2.8 F2.8 開放）

　実は最近入手したレンズがもう一本ある。カールツァイスのアポソナー200mm/F2だ。知る人ぞ知るツァイスの銘レンズだ。だいぶ手持ちの機材を処分して、無理矢理入手した。
　試し撮りは空手の稽古に行く前の琴子で。ちょっと立たせて手持ちでちゃっちゃと撮っただけなのに、このボケ味と美しい描写力で「絵になって」しまう。これは確かに銘レンズだ。
　望遠ではBORGという高解像力レンズを愛用しているが、それだけでは足りない表現もある。それをこの明るいレンズは持っている。F2でも十分なシャープネスがあり、F2.8まで絞ればとたんに鋭いシャープさに変わる。しかし、それでも肌の描写などは柔らかい。

　X-E1, X-Pro1は純正のレンズも素晴らしいが、古い銘レンズの性能も生かしてくれる。写真がどんどん面白くなるカメラだ。

（X-E1 Apo Sonnar 200/2 F2開放）