今回色々なカメラを持ち歩いて、その中で一番使っていて楽しいカメラは新製品のX100sだった。
私のように写真を始めた頃にライカに憧れた世代には、このデザインとタイムラグの無いシャッタ−感覚は堪らない。押した瞬間に最小限のシャッタ−音で写真が撮れる。なのでシャッタ−を押すたびに嬉しくなるカメラなのだ。
(X-E1 XF14/2.8)
そしてレンズ性能と色がいいので、何に向けても絵にしてくれる。これってカメラマンにはすごくありがたく、サブのつもりのカメラがメインのカメラ以上に働いてくれる。 つららが舐めたくなるように写ってくれる。
(X100s 23/2 F5.6 ISO200)
そして望遠レンズの他にもう一台という時に、このカメラはきちんと仕事をしてくれる。風景がきちんと撮れるカメラだ。何げに濡れた砂浜の質感がものすごく良い。
(X100s 23/2 ワイドコンバージョン F4.5 ISO200)
もちろん寄って撮った被写体の描写もとても良い。マドレーヌ島の日本人スタッフ田中さんの愛猫の「ネコちゃん」です。使いこなしのこつはF2開放よりもF2.8に一段絞ること。つまりISO200 F2で撮るよりはISO400 F2.8で撮る事。レンズ描写がぐっとシャープになります。
(X100s 23/2 F2.8 ISO400)
ワイドコンバージョンをつけて開放で10秒露光で撮った星。レンズ前にはソフトフィルターを使用しています。星が撮れるワイドコンバージョンレンズがあるということは、普通想像できないことだろう。でもこのワイドコンバージョンレンズは本当に性能がいい。そしてXシリーズのセンサーは星の色をきちんと描写してくれます。
(X100s 23/2 ワイドコンバージョン ソフトフィルター使用 F2 10秒 ISO3200)
できればワイドだけでなく標準レンズ相当にしてくれる、テレ側のアタッチメントも欲しくなる。それがあったら最高だろうなあ。
カメラマンが常時持ち歩くには最高のカメラだと思います。望遠ズームが欲しいという時もあるでしょうが、私たちは他の人が同じ場所でもっといい機材で写真を撮るということを望みません。ズームレンズで撮っている限り、同じ場所で単体レンズで撮った写真に負けます。そして一番高性能なのはこのカメラのような専用レンズです。
つまり画角さえマッチすれば、このカメラは小さくても、その場所でのベストチョイスのカメラになりうるのです。そんなカメラなのに、シャッタ−音が小さくて、おしゃれだが控えめな存在感のカメラです。撮っていてとても楽しいです。
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