フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
フジの新しい望遠レンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS の小原が撮影した作例がX Photographers のページに色々とアップされました。
すでに暗くISOは3200まで上げる必要があり、シャッタ−は1/125secです。それでも手ぶれ補正がしっかりとカメラを止めてくれました。
しかもこのカメラは一眼レフと違ってミラーぶれがありません。低速シャッタ−がより安心して使えます。
動物カメラマンが重い三脚を手放して身軽に撮影ができるようになります。
今までにもフルサイズ用の軽い望遠ズームや他のミラーレスの望遠ズームはありました。しかし、それらはプロが作品を撮るのに使えるものではありませんでした。
特に望遠側の開放が使い物にならなかった代物ばかりです。20万円クラスのレンズでもそうでした。
特に望遠側の開放が使い物にならなかった代物ばかりです。20万円クラスのレンズでもそうでした。
ところがこの望遠ズームは望遠側200mmの開放が安心して撮影できます。この写真はさらにそれで最近接あたりで撮影していますが、文句無しにシャープの写真が撮れました。
私の友人のプロ写真家たちも多くがサンプルを見て予約を入れました。皆がみな「性能に比べて安過ぎ」と量販店で発表された6万円台の値段に驚いています。
私の友人のプロ写真家たちも多くがサンプルを見て予約を入れました。皆がみな「性能に比べて安過ぎ」と量販店で発表された6万円台の値段に驚いています。
フジのXシリーズの特徴といえば、「気持のよい色」が出てくることです。沖縄の竹富島のビーチで見かけたこのノラ猫のアップ。きれいなブルーの色の中で、シャープでありながら、毛並みがふんわり柔らかく描写されています。
ローパス付きの最近のプロ用一眼レフのように、ローパスで滲んだ画像を無理矢理シャープでごまかしたような絵作りではありません。それらだとこの写真のような毛並みの細い線は写りません。
気持のよい解像力のレンズと気持の良い色を出してくれるセンサー。そして小型軽量のために、身軽に動き回れます。
野良ネコの撮影というと、ほんと歩き回ったり、這いずり回ったりの連続です。とても重たい一眼レフに大型のズームレンズを付けて、一日中撮影できるようなものではありません。
そもそもそんなもので近くでバチャバチャやったら、こんな写真は撮れません。シャッタ−音が静かなX-Pro1でそっと撮る。こちらが身軽で気持がいい時には、「気持の良い写真」が撮れます。
そもそもそんなもので近くでバチャバチャやったら、こんな写真は撮れません。シャッタ−音が静かなX-Pro1でそっと撮る。こちらが身軽で気持がいい時には、「気持の良い写真」が撮れます。
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コメント
こんばんは!
素敵な作例の数々、ジックリと拝見いたしました。
ボケの感じを見ると、XF18-55mmに似ている様な印象を持ちました。
また、色合いといい高感度耐性といい、やっぱり凄いなと改めて感心させられました。
これは…買うしかなさそうです!(笑
ところで質問なのですが、大きさと重さは何となく想像が出来ますが、
ボディとのバランスを考えると、やはりハンドグリップは装着した方が良さそうでしょうか。
投稿: カメラくん | 2013年4月18日 (木) 18時57分
カメラくんさん
私はテスト撮影中にはグリップは無しで使用していました。
理由はバッテリー交換とSDカード交換を早くしたいためです。望遠レンズがAFでサクサク撮れるようになって、撮影カットが今まで以上に増えました。今までは1コマ撮りで撮る事が多かったのに、秒6コマ連写を使うようになりました。
それによってバッテリー交換やSDカード交換の頻度も多くなり、面倒なので純正のグリップは外していました。
Really Right Stuffのグリップだとバッテリー交換も可能なので興味ありのところです。ただしアルミなので寒いと冷えるのが難点。
投稿: 小原玲 | 2013年4月20日 (土) 07時18分
なるほど、ありがとうございます。
ハンドグリップは特に必需品という程ではないですかね。
ひとまず無しで使ってみて、決めて行きたいと思います。
発売日が楽しみです!^ ^
投稿: カメラくん | 2013年4月20日 (土) 19時02分
小原さん
「Really Right Stuffのグリップ・寒いと冷えるのが難点」について。
グリップ外面で、手のひらと指の内側が当る所に、鹿皮・カメラボデー外装材・他を断熱目的で貼ったらばどうでしょうか。カスタマイズされたお気に入りグリップになると思います。
投稿: 田中 | 2013年4月23日 (火) 15時33分
はじめまして。
いつもブログを楽しく拝見させて頂いています。
55-200のカット見ましたが素晴らしいですね!!
猫の毛の質感が思わず触りたくなるほど柔らかそうな描写でびっくりしました。
今の重い機材を全て見直し機材を入れ替えようかなと考えているところです。
風景撮影がメインなので連写性能やAFの遅さなどは気にしておりません。
ただ旅行の時などスナップ撮影での使用ではAFが早いにこしたことはありませんが、慣れればというかこの描写を見たらそんなのどうでもいいやってなりそうです。
現在はフルサイズ機に広角から望遠までのズームとマクロなどを使用していますが、全てを持ち歩くあの重さから解放される日が待ち遠しいです。
今から製品化されるであろう広角ズームが楽しみでなりません。
投稿: 楓 | 2013年4月24日 (水) 13時41分
田中さま
そうですね。そのような改造をすればRRSのグリップの使い勝手がよくなるかなと。
ちなみに逆に純正のグリップに穴を開ける改造をしようとした人を知っているのですが。部品数が多く、緻密な作りになっていたことに驚いていました。
投稿: 小原玲 | 2013年4月25日 (木) 03時34分
楓さま
Xシリーズが一眼レフより劣るのは、AF速度、特にピントのつかみと動体の追随性だけだと思います。ピントの精度は位相差AFとは比べ物にならないほど優れているので、撮っている時に気持がいいか、画像チェックしたときに気持がいいかの違いだと思います。
スナップではX100Sも魅力です。AFも早く、タイムラグは最短の0.01秒で、シャッタ−音をオフにもできるカメラでのスナップは、一眼レフでは撮れなかった絵が撮れます。
Xシリーズ全体に、コントラストAFでのピント合わせの苦手なものが判って慣れてくると、実際の撮影での対応がすぐにでき、あきらめてMFで撮るべきもの、他の部位でピント合わせをするべきもの、などとコツが判ってきます。
投稿: 小原玲 | 2013年4月25日 (木) 03時39分