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2013年6月29日 (土)

Xシリーズ3台でフルサイズ一眼レフ1台分ぐらいの重量

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 昨日のホタルの撮影風景です。暗くてボケててすみません。
 静岡県との県狭に近い愛知県東栄町です。こんな風にいい条件が整った時には三脚を3、4台並べることもあります。「えっ、3台も」と友人のカメラマンに言われたので、「私のカメラ3台は貴方のカメラの1台分ぐらいの重量ですよ」と返したら、「D800Eは軽いので、そんなことない」と言うもんだから調べてみました。
 その友人はインテリア撮影で活躍する現役のプロカメラマン、メインの機材がニコンD800E(1,000g)に14-24mm(1,000g)のズームです。二つ合わせて総重量は2,000g。
 この日のホタル撮影で私が使用していたのが、X-Pro1 (450g)+XF35/1.4(187g)=637g それを2セットで1,274g 、さらにX100S(445g)を使用したので、3台で1,719gです。文句無しにフルサイズ一眼レフのプロカメラマンの1台機材よりも、Xシリーズを使う私の3台の方が軽かったのです。
 ニコンに限らずキヤノンを使うプロカメラマンの標準セットの5Dmark3(950g)+EF24-70/2.8(805g)=1,755g よりも軽いです。
 ズームと単体との違いはありますが、ボディに今度のX-M1(280g)を選べば、プロ用のXF18-55(310g)と足しても590g、3セットでも1,680gなのです。
 フルサイズ一眼レフになってから、ボディの重量が上がったのに加え、レンズの性能アップのためにレンズの重量も増し、とてもプロ用カメラが重くなっています。なので新聞カメラマンに腰を痛める者が続出していて、もはや異常ともいえるぐらいの状態です。新聞カメラマンがカメラを肩からぶら下げて運べなくて、ゴロゴロのキャスター付きバッグで運んでいるのはとっても格好悪いです。でも体のことを考えたら致し方ないのです。
 報道カメラマンの機材はスピグラ時代(フラッシュ1発時代)、ニコンF2、F3時代(銀塩MF時代)、EOS1D時代(銀塩AF時代)、EOS1DxかニコンD4時代(デジタルフルサイズ)の今と変化してきましたが、標準のセット(スピグラは1セットで比較、35はボディ2台、レンズ3本で比較)は今が一番重いのです。ほんとスピグラよりも重いセットを使うなんて、35mm版を使う意味が無くなっていますね。
 カメラメーカーも新聞社もちょっと考えないと、労災費用がかかってかなわないでしょうね。テレビカメラマンは逆にデジタル化して、機材が軽くなって恩恵で助かっている人が多いのですが・・・。
 でもこの話にはオチがあります。「カメラマンの体重を加えたら一発逆転じゃないか」ということで、鋭意減量に取り組んでいる私です。
 

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2013年6月27日 (木)

Zeiss Touit 32mm/1.8を試しました

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 ZeissのTouit32mm/1.8(Xマウント用)をしばらく試すことができるようになりました。冗談みたいな被写体ですみません。
 Touitの方がコントラストが高くメリハリがあることが判ります。ただしコントラストの高さは、レンズの評価では良い事でありますが、画像処理で押さえる必要があるかもしれません。
 ともにF1.8で比較です。
 純正のXF35/1.4の方が人肌の描写は素直な感じがします。
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 料理で開放の再近接で試してみます。開放なのでTouitはF1.8, XFはF1.4です。
 こちらでもコントラストはTouitの方が高く、メリハリがあるのが判ります。あと色はTouitの方が暖色系で、XFの方が冷色系の傾向ですね。
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 Touit32mm/1.8をF5.6まで絞って見ました。もうまったく文句のない描写になります。この描写はC/Yプラナー50mm/1.4を絞った時に似ています。
 さすがにZeissらしい素晴らしいレンズであることは間違いないかなと思います。ただXF35mm/1.4が劣っているかというとそうでもないので、この両者の使い分けは微妙かなと思います。私のようにホタルの撮影で暗所がある者にはF1.4の純正XFの方が魅力があります。
 でもこのTouit32mm/1.8をメインレンズにするほど好きになる人がいておかしくない。そんな素晴らしい描写のレンズであることは間違いないでしょう。
 Touit32mm/1.8もXF35mm/1.4も現在の標準レンズの最高峰といっていいと思います。その2つのレンズを選べるなんてすごい恵まれていることだと思います。

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2013年6月25日 (火)

X-M1 XC16-50mm, XF27mm/2.8が発表になりました

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 今日発表になりました富士フイルムの新しいカメラとレンズのサンプル撮影を行っていました。短期間に九州から北海道に飛んで戻ったりしていたのは、短期間に晴れ間を求めての移動だったのです。
 新しいX-M1とXC16-50mmズームですが、とても小さくて軽いです。この大きさのボディに、他社のローパス付きフルサイズセンサーの一眼レフに匹敵する性能を持つセンサーが入っているということはすごいことです。
 XC16-50はキットレンズという位置づけですが、最近の富士のレンズはどれも高レベルです。実際に使っていて目立つ描写のアラは感じませんでした。むしろ16mm(換算24mm)が使える便利さの方が目立ちました。
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 こちらはXF27mm/2.8のパンケーキレンズです。とにかく薄くて軽いです。この小ささはとにかく魅力です。X-M1に付ければ大きさではX100Sよりも小さく(この写真はX-E1につけた状態)、厚さでちょっとだけ増すだけの大きさです。望遠メインの動物撮影の時の予備機には持ってこいの組み合わせでしょう。
 このレンズはとにかく小さくて軽く、使用する三脚も小型のものが使えるため、この撮影のための移動はとても身軽でした。
 X-Pro1, X-E1の新しいファームウェアも公開されます。ついに片手操作でAF位置が変更でき、MF時にはピーキングも使えるようになります。ほんとX-Pro1のファームでの進化はすごいものがあります。ほとんど別のカメラといっていいぐらいにまで進歩しています。
X-M1+XC16-50のサンプル画像のうち最後の4点が小原撮影分です。
XF27mm/2.8のサンプルのX-E1撮影分が小原の撮影分です。

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2013年6月23日 (日)

カメラ店で見かけましたら

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 カメラ店で見かけましたら、クレジットカードを出せとまではいいませんが、「わー、可愛い」とつぶやいていただけたら幸いです。
 自分の好きなカメラでこのように写真が採用されると嬉しいですね。

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2013年6月15日 (土)

ホタルを撮りに行ったのに

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 6月10日、ホタルを撮りに九州に行っていたはずなのに、なぜかオタル(小樽運河)を撮っている私。
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 6月11日、ホタルの青い光を撮りにいったはずが、なぜか美瑛で青い池を撮っている私。
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 6月12日、ホタルのお尻の光を撮りに出たはずなのに、なぜか利尻(利尻富士)を撮っている私。
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 せっかく礼文島まで行ったのだからアザラシくん達もパチリ。(X-Pro1 BORG71FL)
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 6月13日、ホタルを撮りに行ったのに、なぜかホタテラーメンを食べている私(稚内空港)。
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 6月14日、暑い名古屋でバテている私。北海道帰りの身には名古屋の暑さはとても尋常じゃないです。
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 そして6月15日、ホタルのお尻を撮りに行っているはずが、宮崎県で馬のお尻を撮っている私です。
 短期間にいくつかの写真を撮る必要があったために、晴れ間を求めて日本国内をあちこち移動してきました。それにしてもすごい移動量です。
 でも若い頃に雑誌カメラマンをやっていたときはこんな生活でしたね。撮っているものが事件などだったから、随分被写体がおだやかに変わりました。
 それにしても名古屋は九州よりも暑かった!
(撮影はアザラシカットをのぞきiPhone5です)

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2013年6月 9日 (日)

「光害」が生きものに与える影響告発の映画

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 宮崎県のホタルの生息地で取材を受けています。米国のZoological Lightining研究所の企画で、「光害」が生きものに与える影響を告発する映画の撮影です。私は常々ホタルへの光害の影響を訴えていましたので、ホタルと私への取材が行われています。
 撮影スタッフは日本人ですが、監督さんはNYから来日中の金髪美人の米国人です。まだ若いですが映画祭での受賞歴もあるドキュメンタリー映画作家です。
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 監督さんと記念写真。水の中に入っての撮影が多いので、漁師のような格好をしています。頭にヘッドライト、胴長の長靴を履き、ジャケットは釣り師ようの雨具です。
 なんだこれがあるから小原はダイエットしていたのか、と思われる方も多いのですが、始めるのが遅く間に合いませんでした。美人さんと並ぶとアンパンマンですね。

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2013年6月 6日 (木)

ホタルの撮影風景と撮影カット

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こんな感じでX-Pro1をセットして、外付け光学ファインダーで構図を決め、EVFで撮影画像を確認します。そして撮ったのが。
(XF1)
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これです。私の好きな、私だけの秘密の場所です。ホタルの名所の川なのですが、誰も来ません。
(X-Pro1 XF35mm/1.4 ISO500)

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2013年6月 5日 (水)

ホタル撮影に一番向くカメラ

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 宮崎県での昨晩のホタルです。長時間露光に相当する多重レイーヤーで撮影しています。ここの場所に通いだして15年が経ちますが、ホタルの量は残念ながら明らかに減りました。
 特にこの1、2年はホタル見物客用に護岸に降りやすく土手を改修したようですが、その際に河畔林を随分伐採しています。その影響を感じます。ホタルにとって河畔林は暗い生息地を守る非常に大切なものです。
(X-Pro1 XF35mm/1.4 多重レイヤー  F1.4 ISO500)
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 ホタル撮影に現在一番向くカメラと言われたら、間違いなくフジのX-Pro1とXF35mm/1.4を薦めます。その理由は。
1)高感度長秒ノイズが非常に少ない。現行のカメラ製品で一番でしょう。
2)ブルーの色がとても綺麗にでる。
3)背面液晶をつけなくてもEVFで画像が確認でき、光を周囲にもらさない。
4)EVFで距離情報が読めるため暗い中で目測しやすい。
5)シャッター音が小さいので周囲の観察者に迷惑をかけない。
 ざっとこんなところかなあ。特に4)は他のカメラではできない、フジのXシリーズならではの機能ですね。
 使って便利なのがライツ製の5cm光学ファインダー。これがあると真っ暗な闇の中でも構図が組めます。あとケーブルレリーズはよく紛失するので、携帯電話のストラップでカメラのストラップに繋げています。
 ホタル写真を撮る方の初心者の多くが、ホタルを明るく写しすぎます。その方がパッと見の印象が強いのは確かですが、ホタルの光ははかないものです。それを伝える表現を私は守ります。ホタルの光は感度で決まりますが、F1.4でISO320から500ぐらいで十分です。
 次世代にホタルの原風景を伝えたいというのが、私の撮影の目的だからです。

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2013年6月 4日 (火)

DONKE F3Xにこれだけ入る

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 このカメラバッグ(DONKE F3X)に、、、
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 これだけ入っています。
 私のホタル撮影機材一式です。ボディ4台、レンズ7本です(含むX100Sのレンズ)。これだけ身軽になればフルサイズ一眼には戻れませんね。しかも画質はより満足しているし。
X-Pro1 2台、 X-E1  1台、 X100S+23mm/2
レンズはXF18/2, XF35/1.4,XF60mm/2.4, ノクトン40/1.4, プラナー50/1.4+Speed Booster, マクロプラナー100/2.8

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フルサイズのメリットって何

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 宮崎県にてホタルの撮影をしています。今年からMetabonesのSpeed Boosterが機材に加わりました。これを使うとフルサイズの50mm/1.4のレンズをAPS-CのX-Pro1で35mm/1.0のレンズとして使用できます。
 このSpeed Boosterが出来る前ならフルサイズセンサーは、主に被写界深度の問題で欲しかったのだけれど、APS-Cでフルサイズセンサーと同じボケを得られるようになった今、フルサイズセンサーのメリットってなんだろう。
 先日引用した月刊カメラマンの水平解像度のテストを見ても判るように、ローパス付きのベイヤーフルサイズセンサーならAPS-Cのローパス無しセンサーは十分張り合える性能を持っている。ローパスによる感度低下、画質劣化がそれだけ大きいということだ。
 さらにSpeed Boosterを使えば絞りが1段明るくなり、ISO感度を1段明るく使えるので、さらにAPS-Cは有利になる。
 フルサイズ用レンズはどうしても重く、大きく、高価である。私の印象としては銀塩時代の645のシステムに今のフルサイズは相当し、銀塩時代の35mm版に相当するのは、ローパス無しAPS-Cのシステムではないかと。
 フルサイズになって新聞カメラマンに腰を痛めるものが多くなったという。EOS1DXやニコンD4を2台支給されて、それを毎日肩に下げて持ち歩いたら、腰を痛めるのも容易に想像できる。新聞写真ならμ4/3でも十分すぎるのに。
 ちなみにボディ重量は
Pentax 645n 1,280g
EOS1DX  1,530g
NIKON D4  1,340g
X-Pro1  450g
(X-Pro1 C/Yプラナー50/1.4 Speed Booster)

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2013年6月 2日 (日)

相生山緑地のヒメボタル2013

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 相生山緑地のヒメボタルです。昨晩は土曜日の夜ということもあって、ものすごい数の見物客の方が来ていました。人が少ない場所に移動したのですが、それでも多く、ようやく深夜になって撮りたかったカットを撮影できました。
 実は書籍「ほたるの伝言」の表紙に使っているカットと同じ撮影場所です。でもだいぶ違った印象になりました。
(X-Pro1 C/Yプラナー50mm/1.4 Speed Booster)

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2013年6月 1日 (土)

身軽に動ける撮影スタイルがいい

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 24年前の写真です。当時私はバリバリの報道カメラマン、天安門事件の取材で1ヶ月前から北京入りしていました。報道カメラマンは事件が起きてから現場にいくのは素人、事件の予感がしたらこうやって先入りしているものでした。先入りしたはいいが時にはこうやって万里の長城に行ったりしていました。同行したTIME誌のカメラマンに撮ってもらったものです。
 当時のメインのカメラはライカM6, M3, そしてニコンの一眼レフと望遠レンズ、マクロレンズ、ストロボがカメラバッグの中に入っていました。雑誌向けにカラーポジで撮るカメラマンだったので、胸ポケットに露出計が入っていますね。カメラバッグはDONKEのF3Xが身軽に動けて良かったです。
 ところがカメラがAF化、デジタル化、そしてフルサイズセンサーになって、どんどんと大きくなってきました。すでにフルサイズ一眼レフではDONKEで運ぶことは困難です。そういえば最近の新聞カメラマンにはショルダーバッグではなく、ゴロゴロが増えていますね。機動性が悪いのですが、機材が重くて腰を痛めるカメラマン続出なので致し方ないそうです。
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 フジのXシリーズになって、またDONKEバッグが復活しました。このF3Xに入っているのは、
X-Pro1+XF55-200mm (フード逆付け)、X100S 23mm/2, X-Pro1 ボディ
XF14mm/2,  XF18-55mm, XF35mm/1.4, ノクトン40/1.4, X100s用ワイドアタッチメント、です。ホタル+一般撮影セットです。
 これだけの機材が入っても、身軽に走る事ができる機動性があります。やっぱりカメラマンの機材はこうでなくてはと思います。
 そうそう減量生活は続いていて、現在9kg落としました。セブンイレブンの宅配食とモスバーガーの「菜摘」の世話になっています。まだまだ24年前の写真の頃には遠く及びませんが、この頃を目指して頑張ります。カメラバッグを身軽にしたので、今度は本人を身軽にしようとしています。

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