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2013年6月 5日 (水)

ホタル撮影に一番向くカメラ

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 宮崎県での昨晩のホタルです。長時間露光に相当する多重レイーヤーで撮影しています。ここの場所に通いだして15年が経ちますが、ホタルの量は残念ながら明らかに減りました。
 特にこの1、2年はホタル見物客用に護岸に降りやすく土手を改修したようですが、その際に河畔林を随分伐採しています。その影響を感じます。ホタルにとって河畔林は暗い生息地を守る非常に大切なものです。
(X-Pro1 XF35mm/1.4 多重レイヤー  F1.4 ISO500)
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 ホタル撮影に現在一番向くカメラと言われたら、間違いなくフジのX-Pro1とXF35mm/1.4を薦めます。その理由は。
1)高感度長秒ノイズが非常に少ない。現行のカメラ製品で一番でしょう。
2)ブルーの色がとても綺麗にでる。
3)背面液晶をつけなくてもEVFで画像が確認でき、光を周囲にもらさない。
4)EVFで距離情報が読めるため暗い中で目測しやすい。
5)シャッター音が小さいので周囲の観察者に迷惑をかけない。
 ざっとこんなところかなあ。特に4)は他のカメラではできない、フジのXシリーズならではの機能ですね。
 使って便利なのがライツ製の5cm光学ファインダー。これがあると真っ暗な闇の中でも構図が組めます。あとケーブルレリーズはよく紛失するので、携帯電話のストラップでカメラのストラップに繋げています。
 ホタル写真を撮る方の初心者の多くが、ホタルを明るく写しすぎます。その方がパッと見の印象が強いのは確かですが、ホタルの光ははかないものです。それを伝える表現を私は守ります。ホタルの光は感度で決まりますが、F1.4でISO320から500ぐらいで十分です。
 次世代にホタルの原風景を伝えたいというのが、私の撮影の目的だからです。

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コメント

いつも楽しく拝見しています。
携帯ストラップでのレリーズの落下防止のアイデア、参考になりました。私もやってみます。
私も時々天体撮影をしますが、レリーズがないと話にならないのですが、落としてしまうことがあります。これならば心配が減ります!
ありがとうございます

投稿: たるが | 2013年6月 5日 (水) 16時02分

たるがさん
 X-Pro1でのレリーズ脱落はとても頻繁に起こるのですが、このストラップで解決しました。これつけてから1本も失くしていません。

投稿: 小原玲 | 2013年6月 6日 (木) 01時20分

こんばんは。私も同じくレリーズ無くさないように真似しよっと。ところで使い古されたライカも美しいですが、小原さんのX-pro1とレンズも良い雰囲気ですね!私のライカもX-E1もシルバーですが、もう一台ブラックのXシリーズも欲しくなりました。螢の数が減少してしまっているとのこと。幼虫の貴重な住処でありエサのカワニナに最適な落ち葉がつもる河畔が減ってしまったのは本末転倒で非常に残念ですね。美しい写真の中であっても過去と現在の悲しい真実に気づいて、同じ過ちが起こらないと良いのですが。

投稿: もやし | 2013年6月 8日 (土) 01時20分

もやしさんありがとうございます
 16年ホタルを撮っているとホタルを取り巻く環境の変化をどうしても見てしまいます。多くの方はホタルが多ければそれで良しとするのですが、私にとって大事なのはホタルが高く飛ぶかどうか。ホタルは良い環境の場所ほど高く飛びます。

投稿: 小原玲 | 2013年6月 9日 (日) 10時35分

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