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2013年7月20日 (土)

日本の海岸からテトラポッドを取り外して欲しい

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 私は日本中の海岸がテトラポッドを並べ尽くされ醜悪な姿になっていることを嘆いている1人だ。だから三保の松原がテトラポッドの醜悪さから世界遺産に除外されるように勧告されたときは嬉しかったものだ。
 私がアザラシの赤ちゃんの撮影の拠点にしているカナダのマドレーヌ島は「世界で一番長い砂浜」でギネスブックにも載っている島。この島の海岸は岩場は常に浸食され、代わりに砂浜が広がっている。岩場の上にある道路や家は移動も余儀なくされている。でもテトラポッドを海岸に並べようとは誰も思わない。
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 これに比べてこの春に北海道の礼文島に行ったら、島の周りはどこもテトラポッドだらけ。利尻富士を撮ろうと海岸に行っても、どこでもテトラポッドが邪魔で困ったものだ。
 テトラポッドは陸から海への砂の流れを止めてしまうために、美しい砂浜を海が作れなくしてしまうという。また同様に生きものの生息地にも影響を与える。そしてとても危険だ。テトラポッドから落ちたり、サーファーがテトラポッド近くに流されたら、複雑な波に飲み込まれまず助からないという。
 「テトラポッドのぼって〜」なんて歌っている場合じゃないんだけど。
(写真は2点ともマドレーヌ島の海岸)

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2013年7月18日 (木)

EBCフジノン50mm/1.4

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 オーロラ写真家の田中雅美さんから、EBCフジノン50mm/1.4を譲ってもらった。田中さんも私と同様にフジのXシリーズの愛用者。X-E1を10台使ってオーロラ写真を撮られている。もちろん他の一眼レフも持っているが、高感度と長秒露光のノイズの少なさと、発色の良さで行き着いたそうだ。
 オーロラとホタルの写真の専門家がそれぞれ、フジのXシリーズに行き着くというのが面白いですね。
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 上の写真の部分トリミングです。
 さてこのEBCフジノンレンズ、1970年代のレンズですが、フジがニコンF2を超えようと作ったカメラST801用の標準レンズです。田中さんに薦められて使ってみて、びっくりです。なんというボケ味の美しさ。
 開放ではかなり甘い描写なのですが、ソフトフォーカス調の美しい柔らかさ、そして絞るとF2.8ぐらいから、ぐっとシャープになっていきます。そのあたり、ちょうどプラナー50mm/1.4に似ていますが、より個性がはっきりしている感じです。
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 開放の甘さも、デジタルではPhotoshopでアンシャープマスクをかければ、グッとよくなります。決して解像していないわけではなく、フレアや収差で滲んでいるだけなので、シャープの効果が絶大なのです。
 すぐにお気に入りのレンズになってしまいました。
 フジはこの頃からいいレンズを作っていたのですね。
(X-E1 EBCフジノン50mm/1.4+Speed Booster F1.0開放)

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2013年7月17日 (水)

じぇじぇじぇTシャツ

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 小袖海岸で買って来たはいいけど、やっぱりちょっと恥ずかしい。
 高校1年生の息子に「お父さんにはちょっと小さいからお前が着るか?」と言ったら、「俺にはまだ早い」と言われた。

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2013年7月16日 (火)

ホタルの生息地で赤い懐中電灯を振り回さないで欲しい

 ホタルの生息地で赤い懐中電灯を振り回したり、赤い足元灯を点けるのは止めて欲しい。

  人間もそうだが、多くの生きものの目は青や白い光に比べ、赤の光に対しての感度が鈍い。なので懐中電灯に赤いセロハンを巻けば、ホタルへの影響は少ないということで、観察会の参加者全員にそれを持たせ、ホタルが出ている生息地を歩かせるところがある。また観光客の安全のためにと、工事現場の赤い電灯を生息地に並べる場所がある。
  ホタルは確かに白い光よりは、赤い光の方が感度は鈍いだろうが、赤い光が見えていないわけではない。その証拠に赤い光だろうが向けて付けると発光を止める。なのに、人間は赤い光にすれば影響はないと勘違いして、白い光の時以上に、懐中電灯で周囲を照らし回す。赤いセロハンが免罪符になってそれをつければ、光を点けていいと勘違いしてしまうのだ。
  そして何より、赤い光が点く生息地は見苦しい。ホタルや自然への敬意も何もなくなってしまう。下手すると安キャバレーのような光景になってしまう。我々はライトアップのイルミネーションを見にきたのではないのに。一転して人工の世界のように見えてしまう。
 これをいうと観光客の安全は?と言われる。ならば、あるべき姿は、とにかくホタルが光る前に観察地に入り、行き道の懐中電灯を不要にすること、ホタルが光りだしたら、一切の光を点けないことを多くの人で共に行い、自然への配慮の共有体験を持つ。そして一定時間がたってホタルが静まり出した頃に、最小限の灯りでそっと帰る。こういうことだと思う。 山の森なら懐中電灯も必要だろうが、里山ぐらいなら懐中電灯なしでも目が暗闇に慣れれば歩けるでしょう。
 エコツーリングでは最も配慮しなくてはいけないのは、観光客への安全ではなく、自然への負荷である。ホタルの生息地で観光客のために光を点けることは最大の負荷である。灯りは最小限になるように務めて欲しい。
 赤い懐中電灯の光を見ると、ホタルという自然の発光生物に対し、地球最強の発光生物に進化してしまった人間が、観光という名目で襲いかかって、流れる血や炎のように見えてしまうのだ。

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2013年7月15日 (月)

岩手県二戸市のヒメボタル

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 岩手県二戸市のヒメボタルです。なにも東北に行って「あまちゃん」だけではないのです。
 でもこちらから家族に送ったおみやげで、特にミサンガが琴子に受けたようで嬉しいなあ。あ、琥珀付きは売っていなく、琥珀なしなんですが。
 自分用に「じぇじぇじぇ」Tシャツ買いました。買ったはいいけど着るの恥ずかしいなあ。
(X-E1 プラナー50/1.4+Speed Booster)

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2013年7月14日 (日)

あまちゃんのウニはほんと美味しい

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 明日岩手県立博物館でのトークに参加するため岩手県に来ています。と言ったらここに行くしかないでしょう。あまちゃんのロケ地の小袖海岸。
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 まずは久慈駅の名物駅弁の「うに弁当」を入手。限定20食で開店と同時になくなるそうですが、運良く最後の1個をゲット。夏ばっぱのモデルになったお母さんの手作りです。
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 うにがいっぱい。はいとても美味しかったです。これはもう一度食べたいなあ。予約必須だそうです。
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 でももっと美味しかったのが、これ。小袖海女センターで現役の海女さんたちが販売していたウニ。その場で割ってくれます。ウニが食べていたワカメや昆布が中に入っていて、それと塩味が合わさって、もう絶品です。これを食べたら寿司屋のウニなんてがっかりものでしょう。
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 はい。最後は「まめぶ」です。これが確かに微妙な味ながら、なんともくせになる味です。団子の中のクルミがいいのですね。なんだかんだ2杯食べてしまいました。
「じぇじぇじぇ」グッズも随分買ってしまいました。
(X-Pro1 XF18/2 XF35/1.4)

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2013年7月13日 (土)

パノラマホタル

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 岡山県新見市哲多町の「金ボタル」です。今年も神社林を光でいっぱいにする光景がくりひろげられています。ぜひ画像をクリックして拡大してください。
 またこの写真が現在富士フイルムさんのFacebookページで紹介されています。
 ずっとホタルをパノラマで撮ってみたいと思っていました。銀塩時代には2台のカメラを並べて、見開きページの折り目を利用して、ちょっと不正確なつなぎ目をごまかすという方法のパノラマで撮っていました。
 デジタルになって、もっといい方法がないかと現在試行錯誤中です。これが今年初めてうまくいった成功例です。来年までにもっともっと精進しますね。
(X-E1 C/Yプラナー50mm/1.4+Speed Booster)

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取材の荷物

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Xシリーズを使うようになって取材の荷物が随分軽く、楽になりました。今日は4泊の東北取材と講演一つの旅の荷物です。DONKE F2バッグとGITZOの三脚バッグ1つで全てです。それでもカメラボディは2つ、レンズは7本、コンピューターとiPad miniが入っています。三脚バッグの中には、GITZOエクスプローラーにアルカスイスの雲台です。そして三脚バッグの隙間に三泊分の着替えを入れています。なので今回は洗濯1回必要。
同じ分をフルサイズで用意したら、大型ザック一つになり、それでも魚眼レンズとか大口径標準レンズまでは入らないでしょう。こうやって身軽になると撮影への思考もできますね。重いと運ぶだけで頭がいっぱい。そういえばこの荷物の入れ方、昔の報道写真家の頃の荷物とそっくりです。これぐらいが機動性のある量ですね。

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2013年7月 7日 (日)

設楽ダムで消えるホタルの光景

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 三脚を4本並べてホタルの撮影準備です。フジのX-Pro1が2台とX-E1が1台、そして業務用ビデオカメラが一つです。今回はいつまで撮れるか判らない景色なので、色々撮っておきたいので、「本気撮り」モードですが三脚が多い撮影です。
 ここは愛知県設楽町に計画されている設楽ダムの建設予定地です。この場所も水没し、このホタルの光景も消える事になります。
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 とても美しいホタルの光景でした。私たちはこの光景を次世代に残すのではなく、大きなダムを残す事を本当に望んでいるのでしょうか?
 すでに日本の川では「ダムがない川」がとても貴重になっています。下流で水がいっぱいに流れる川は、本来の川の姿です。ダムのない川がもたらす生態系、水産資源の豊かさをもっと考えていいのではないでしょうか。
(X-Pro1 XF35mm/1.4)
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 ダムの建設費は今の大人が払うのではありません。完成後に20年、30年とかけて次の世代が払うのです。原発と同じく、今の大人たちの利益のために、次世代に負担を先送りする構図なのです。
 私たちが次世代に残すべきものは、ダムの大きな建設費の負担か、美しいホタルの光景か、考えていただきたいと思います。
(X-Pro1  Aposonnar 200/2+Speed Booster)

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2013年7月 3日 (水)

今日は「本気撮り」

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 ホタル前線と共に北上を続け、現在は愛知県でゲンジボタルを撮影しています。
 いい撮影地を見つけたので、今日は「あまちゃん」の本気穫りじゃないけど、久しぶりの「本気撮り」。そんな時には三脚の本数はむしろ減ります。1度に集中できるカメラは2台までが理想。3台まではまあ大丈夫だけれど、4台になると往々にして失敗する。なので今日は2台で、ビデオも録らず写真に集中です。
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 狙っていたのはこんなカット。今年のホタル写真では今のところ1番のお気に入りかな。
 フジフイルムのX-Pro1とXF35mm/1.4はそんなホタル取材の一番のお供です。川に降りるために急な斜面を下ったりすることもあるのですが、身軽なカメラのおかげで今までよりも楽に移動できます。
 そしてこの深いブルーが出てくれます。なぜかこのブルーを出そうと他社のカメラでRAWから現像すると、トーンジャンプしたりしていい結果が出ません。X-Pro1ならそればJPEG一発で出て来ます。撮影後の作業が大きく改善し、睡眠時間が増えました。
(X-Pro1 XF35/1.4 F1.4 6.5秒 ISO320 コンポジット)

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2013年7月 1日 (月)

Zeiss Touit32mm/1.8

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 Touit32mm/1.8をレンズモニターで借用中です。このレンズ、XF35mm/1.4と比較しながら使うと、大して描写の違いもないので「まあいらないか」と思うのですが、これだけで使うと写りの良さに惚れ惚れします。いいレンズですね。
(X-E1 Touit32/1.8 F8 1/200 ISO320)
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 ホタルブクロを撮ってみました。ちょっと絞りを開け気味にして撮ってもいい感じです。
(X-E1 Touit32mm/1.8 F2 1/2700 ISO320)
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 このレンズ色乗りがいいので料理の撮影に向いているかもしれませんね。とても美味しそうに写ります。
 愛知県東栄町のおそば屋さん「茶禅一」の茶そば(合わせ)です。実家がお茶やさんのそば職人が作ったおそばはとても美味しかったです。
(X-E1 Touit32mm/1.8 F1.8 1/85 ISO320)
 でもなあホタル撮影が多い私の場合、どっちか1本を選ぶとなると開放値が明るいXF35mm/1.4ですね。でも下手なライカMレンズより、AFで使えるのでTouitは魅力ありますね。

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