« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2014年2月28日 (金)

メルマガ予告 「好き!」を美しく撮る秘訣

Merumaga_2

 明日3月1日配信のメルマガの内容を予告させていただきます。
   ■目次
   1.今年もアザラシの赤ちゃん取材に
   2.アザラシの赤ちゃんの撮影のコツ
   3.海斗に教わった「好き!」を美しく撮る秘訣
   4.Q&Aコーナー
のような内容です。
 2と3の撮影のコツ・秘訣は私の写真観の根底の部分です。これを意識するだけで、動物や人間の子どもの写真は劇的に上達するという、秘訣中の秘訣です。でもとても簡単なことなので、どなたでもすぐに実践で役立てられると思います。
 この2つは実は電子書籍「『好き!』を美しく写したい」(玄光社)に入れようと思って書いた文章でもあるのです。電子書籍なので文章量を減らそうということで、減らした部分でもあります。
 電子書籍とあわせてお読みいただくと、私が伝えたい「好き!」の撮り方がよくご理解できるようになるかと思います。
またこちらのブログにアップしていない、今シーズンのアザラシの赤ちゃんの写真の最新作も入れています。
 なお今号はポストカード印刷用のダウンロードデーターは付属しません。毎月1回データープレゼントで、3月は15日配信の方でお届けします。どの写真にしようか考えています。
 3月は私のブログが1年で一番閲覧者が多い時期です。そんな私の有料メルマガですので、3月の内容は一番盛りだくさんになると思ってください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

今年のアザラシの赤ちゃんの撮影開始です。

Dscf0549

 今年のアザラシの赤ちゃんの撮影が始まりました。まずは初日の1カットです。今日たった今撮って帰ってきた1枚です。今日生まれたばかりの赤ちゃんです。まだヘソの尾もついています。
 カメラはX-T1でレンズはXF55-200mmF3.5-4.5Rです。XシリーズでAFで望遠ズームが使えるようになった撮るアザラシは今年が最初です。とても楽になりました。昨年まではこれをMFで撮っていたんだなあと感慨ひとしおです。
 昨年まではフィルムシミュレーションはVelviaをメインに使っていたのですが、今年はAstiaをメインにしようかなと思っています。綺麗なブルーが出つつ、しかも白の階調がとても豊かで綺麗です。
 流氷まではヘリコプターで25分ぐらいです。シーズン最初の氷までの距離としてはいい感じです。この氷がだんだんと島に近づいてくるはずです。アザラシの数もいっぱいいて、流氷はとてもしっかりしています。素晴らしいシーズンになりそうです。
X-T1 XF55-200mmF3.6-4.5R ASTIA

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2014年2月27日 (木)

マドレーヌ島に到着しました。メルマガ予告。

Dscf0735

  マドレーヌ島に到着しました。こんな小さな飛行機で飛んでくるのです。
 明日の朝のヘリで氷に向かいます。 すでにアザラシの群れは見つかっていて、ホテルから南西に25分ぐらいのところです。氷の多いときの典型的なポイントです。このポイントはだんだんと島に近づいてくるはずです。いいシーズンになりそうな予感です。
 道中の飛行機と今ホテルの部屋で、次号のメルマガの原稿を書いていました。次号のテーマは「アザラシの赤ちゃんを撮るコツ」です。動物写真家の私がどんなことに気をつけて写真を撮っているのか、秘伝中の秘伝をお伝えします。
 さらに「好き!」を美しく撮る秘訣についても書いています。
 どちらも私の写真観の根底の部分で、とても大事な情報です。月2回配信1,000円は高いかなと思われる方もいるかも知れませんが、これらの情報は普通の写真教本にはまず出ていないことだと思います。
 よろしくお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年2月26日 (水)

Amazon Kindle書籍「写真」部門でいきなり1位になっています

Ohara_ebook__01

 電子書籍 「好き!」を美しく写したい(玄光社)の有料配信が始まっています。登場していきなりですが、Amazon Kindle本の「写真」部門で1位になりました。電車の中で読み終えてしまうぐらいの文量の本なので、単価も安く200円です。でも内容は私の写真観を込めて書いたものです。みなさんよろしくお願いします。

 楽天kobo版もあります。

*1位に上がっていましたので、数字を1に変えました。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

モントリオールに着きました

Photo_3

 モントリオールの空港近くのホテルに着きました。空港周辺のホテルへのシャトルバスは「Depature(出発)階」の「7番」ドアを出たところにあるバス停から出ています。「Arrival(到着)階」ではないのでご注意ください。空港内にもマリオットホテルがあるのですが、高いくせにバスタブないんですよね。
 ハンドキャリーの荷物をぶちまけてみました。ざっとこんな感じです。アポゾナー200mmF2が入っていても、この2つのバッグに入りきります。BORGや水中機材は別途厳重に梱包してチェックイン荷物です。
 手袋もハンドキャリーなの?と思われるかもしれませんが、手袋を預け荷物にして届かなかったときには、撮影ができなくなります。なので結構大事だったりします。
 赤い厚手の本は「あまちゃんシナリオ1」です。読みごたえあったいいです。
20140226_054126_00001
 The Weather Networkのマドレーヌ島の週間天気予報です。なんか今シーズンは天気は良さそうですね。ただちょっと寒そう。普通に体感-20℃はありそうで、氷の上はさらに風が強くなるので体感-30℃ぐらいは覚悟しておいた方がいいかも。

続きを読む "モントリオールに着きました"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年2月25日 (火)

やっとパッキングが終わりました

 ようやく今日からのカナダ取材のパッキングが終わりました。

今回は現地滞在は2月26日から3月14日と2週間強なのですが、氷が良いのでかなり撮影条件はいいのではと思えます。
 そんなこんなで選んだカメラは
 X−T1+縦位置バッテリーグリップ X2台
X-E2 1台
X-A1 1台 (ホワイト)
XQ1 2台 + 水中ハウジング1 台
XP70 (水中スナップ)
Go-Pro HERO 3+, HERO2
--------
レンズは
サムヤン7.5mm/3.5Fisheye
XF14mm/2.8R
XF18mm/2 R
XF23mm/1.4R
XF27mm/2.8
XF35mm/1.4R
XF56/1.2R
XF18-55
XF55-200
XC50-230
Apo-Sonnar 200mm/2 X1.4 X2
BORG71FL(400mm/5.6) X0.85
BORG89ED (600mm/6.7) X1.4
こんな感じです。
運ぶだけで一仕事です。
 X-M1やX100sではなくX-A1を入れたのは、X-A1ホワイトは「引きがいい」カメラだからです。あの可愛らしいカメラで撮っていると、こっちの気分も変わるし、被写体にも「撮るぞ」という意識が伝わらない。なぜかいい写真が撮れることが多い、不思議なカメラなんですね。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2014年2月23日 (日)

Adobe Camera RAWの高感度検証

Jr6400

 読者の方から「高感度で差が出る」とのご指摘があり、検証してみました。X-E2 XF23mmF1.4R のISO6400ですが、カメラ撮って出しJPEG(左)とAdobe Camera RAW(RC)からの現像で、明るさに違いが出ました。色の傾向は似ています。
 明るさに違いが出るということは、ノイズを目立たせたくないということが多いので、拡大してみると。
Jr6400a
 明らかに富士の撮って出しJpegの方がノイズの目立ち方が弱く綺麗です。
 つまり色は富士から Adobeに教えたけれど、ノイズ処理は教えなかったのかなと想像できますね。それかCamera RAWにはノイズ低減処理が入っているから、それを使えということかなと。
Jr6400b
 使ってみました「ノイズ軽減」の「輝度」を30%ぐらいスライドしたのが右のカットです。まだこちらの方がノイズは目立ちますが、いい感じに軽減できます。色の違いは少しありますね。でも見方によったら、かえってこのぐらいノイズがあった方が好む方もいるかも知れません。自分で調整できるのは決して悪いことではありません。
 でもそれにしても富士のXシリーズのJpegは優秀だなあとつくづく思います。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2014年2月22日 (土)

ADOBE Photoshop Camera RAW がフィルムシミュレーションに対応

20140222_143620_00001

皆さん待ちにまっていた朗報です。Adobe Photoshop CCのCamera RawのRCバージョン(テスト版)が、富士フイルムXシリーズのRAWのフィルムシミレーションに対応しました。X-T1で撮影したRAWカットを上記のように現像できます。赤丸の中にフィルムシミレーションを選ぶ項目があり、各種のフィルムシミュレーションを後から選べます。
 撮影時のものを選んだ場合、ほとんど撮ってだしのJpegと同じ色が出てきます。まだ私も一枚目なので検証はできていませんが、パッと見は違いはなさそうです。
 これはフィルムシミレーションで撮ったカットに変更を加え16bitTIFFに書き出せるということなので、Xユーザーの待望の現像ソフトになるでしょう。
 なんといってもカメラ内RAW現像をやり直さなくても、フィルムシミュレーションを後から変更できるのはとても素晴らしいです。
 このカットも撮影時はVelviaでしたが、今ならAstiaに変更したいです。こんなことがソフト上でできます。
Jr
 左がカメラ撮って出しのJPEGで、右がCamera Raw から撮影時と同じVelviaでの初期設定の現像です。ほぼ違いは判らないかと思います。素晴らしい!!
Dscf01742
 さらに、先ほどのRAWカットをCaemraRawでトリミングとモノクロ化してみました。後からこんなことがどんどんできるようになりますね。楽しいです。
 しかもモノクロ化するのに、Photoshopのモノクロ現像ではなく、富士のフィルムシミレーションのモノクロを使えます。これがとてもいい感じのモノクロを作ってくれます。なんかとっても楽しくなりそうです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年2月21日 (金)

NDフィルターを購入しました

 XF56mmF1.4Rを導入したので、NDフィルターも購入しました。

 ちょうど今日は群馬県の高崎市の小学校で講演があったので、帰りにビックカメラ高崎東口店に行ってきました。今は全国展開しているビックカメラさんですが、実はスタートは高崎です。最初は西口の方にありました。
 高校生の頃群馬県にいた私はビックカメラさんがあったから、特殊な現像液や長巻フィルムが手に入り、写真の勉強ができたのです。そんなビックカメラさんがどんどん大きくなっていくのを見ながら、写真人生を送ってきました。東京に在住していた時も茗荷谷にいたので、一番近いのは池袋のビックカメラさんだったのです。
 やっぱりさすがに今も品揃えが多く、UHC2カードも高崎で入手できました。ほんと地方で本格的な用品が手に入るので、大助かりの店でした。
 明日はそのビックカメラさんの名古屋店でのトークです。なんか感慨深いです。
それはそうとX-T1用の液晶保護シートの在庫が見当たらないのでGH3用を当面の間は代用して使っています。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

XF56mmF1.2Rはちょっと凄いです。

Image2

 複音ハーモニカを練習する海斗。楽譜が数字なので、自閉症児の海斗でも読める。「故郷」練習中なう。
 それにしてもこのレンズ素晴らしい。絞り開放の寄りでもこんなにシャープ。また蛍光灯下でもこの色がでるホワイトバランスも素晴らしい。
X-T1 XF56mmF1.2R F1.2 1/1000 ISO1250
Image1
 「糖朝」のマンゴープリンの乳製品の割合が増えておいしくなったような気がします。ポイントアップかなあ。マンゴープリンは材料の割合やマンゴーの熟度で味が変わるから、時々また食べないといけませんね。
 中国製の中間リングの細い方を使ってのマクロ使用です。これでもこのレンズいけますね。ホタル撮影のアップで使えそうな予感。
X-T1 XF56mmF.2R F2.5 1/100 ISO640 中間リング使用

| | コメント (5) | トラックバック (0)

ここに来て銀塩カメラを購入しました

Dscf0140

 すでにデジタルオンリーで仕事をするようになって12年が経つのですが、ここに来て銀塩カメラを衝動買いしてしまいました。
 買ったのはコンタックスTです。このモデルのいいところは、フィルム巻き上げが手動でできるのと、連動距離計がついていること。自動巻き上げ、AFのカメラよりも、どうせなら手で巻き上げ、自分で距離合わせしたいのです。
 デジタルカメラになって一番寂しいのがフィルム巻き上げがなくなったことですね。あの動作がなんとも好きだったのです。なのであの動作をするためにこの銀塩カメラ買ったといってもいいぐらいです。
 エプソンにRD-1というデジタルカメラがあって、私も持っていたのですが、さすがに今使うにはセンサーの性能が古いです。でもあのカメラの巻き上げレバーはよかったなあ。
 Xシリーズにも1台ぐらい遊び心満載の、フィルム巻き上げ風レバーがついているカメラがあれば楽しいのになあ。しかもそれがモノクロ専用機だったりしたら楽しいだろうなあ。
 このコンタックスTにはモノクロフィルムを入れようと思っていたのですが、なんとネオパンプレスト400が・・・・。という噂が知人から入ってきました。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2014年2月20日 (木)

受付終了とのことです

Dscf0104

日時 : 平成26年2月22日(土)   
場所 : ビックカメラ名古屋駅西店 地下1階 写真セミナールーム
時間 : 第一部 12:00~   
      第二部  14:00~  (各回 約30分程)
受講料 : 無料
募集人数 : 各回 最大15名 
*定員になりました
 のように名古屋のビックカメラさんでトークを行います
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  以前にも書きましたが、次の日曜日に名古屋のビックカメラさんでトークをします。すでに各回の15名はほぼ埋まっています。
*昨日「立ち見可能」と書きましたが、すでに立ち見を含め予約で満員とのことで、受付終了となりました。これ以降の立ち見も難しい状態です。
 当日無償配布するポストカードもできました。
 また福岡発表会の予約の方にも発送します。福岡発表会に申し込まれていた方は、他県や海外から(一時帰国)の予約の方もいて、とても恐縮しております。
 カナダ取材の直前で、出発前に納品しないといけない仕事に追われていて、コメントの返信が遅くなったり、ポストカードの発送などが遅れています。申し訳ございませんが、今少々お待ちください。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

Xプリントをぜひ試してほしい

 今日は知人が参加しているプロ写真家の団体が展覧会をしていたのでみてきたのですが、展示プリントを見てやはり感じるのは、「やっぱりデジタルカメラからインクジェットに伸ばしたものは、質感や立体感がないなあでした。

 参加者はプロばかりですから写真のレベルは高いです。でも展示物作成の費用を安くするために、多くの方がインクジェットプリンターを使用していました。デジタルカメラからのものもあればし4X5のスキャンと思われるものもありました。
 で、私が思ったのは。インクジェットでもA1とかB1とか大きなプリントならば、それなりに見応えはあります。質感や立体感が弱まっている欠点はあるのですが、大きさがそれを補います。
 でもA3ぐらいまでの小サイズのプリントでインクジェットのものは、ちょっと残念感がありました。元の写真の良さを最終プリントで引き出せていないからです。
 このように感じるのは何もこの写真展だけではないです。たとえばインクジェットも作っているギャラリーの展覧会を見た後で、富士フイルムのギャラリーを見に行くと、ともに同じようなデジタル一眼レフの写真でも、全然見る印象が違います。
 それこそ、プロの写真家の相当にこったインクジェットの写真でも、私は正直「これを銀塩でプリントしたら、どうだったのだろう?」と思ったりします。
 これは正直偽りない感想です。
***
 富士フイルムのXシリーズにはXプリントというサービスがあります。最高級のプリント技師がデーターを見て、そのプリントに最適と思う処理をしてプリントしてくれるサービスです。一度でもこのプリントを体験すると、インクジェットプリントとの差に歴然とすると思います。
 この10年でインクジェットプリントもきちんと進歩してきましたが、同様に銀塩プリントもひっそりと進歩しているのです。現在の銀塩の最高峰のプリントというものを知らずにいるのはとてももったいないです。
 私はインクジェットプリントにも色々なメリットがあることは重々承知です。このブログの過去記事を見ると、私がインクジェットプリントに用いる紙にこだわって、とうとう自分で漉きだしたり、越前の名工の遺作を手に入れたりした
記事が出てきます。
このような和紙にプリントするのは銀塩では大変ですので、インクジェットの方が部があります。アルシュなどのすばらしいインクジェット用紙もあります。
 ただ元の写真のデーターの潜在的な良さをきちんと引き出すというプリントでは、やはりインクジェットはいまだに銀塩プリントにかなわないと思います。とくに違いは「質感、立体感」でしいては「伝わる力」に繋がります。
 色や快調はインクジェットでもそれなりに出ているのです。なので数値的な性能だけを見るような判断なら、それで良しとすると思います。でも感動が伝わる力という、評価のあいまいな部分で判断すると、この二者の違いは歴然とあると私には思えます。これは実際のプリントを見てみないと判らない違いです。
 私のこの記事に疑問がある方は、まず一度Xプリントを試してみて欲しいです。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2014年2月18日 (火)

X-E2のEVFの遅延がファームアップでX-T1なみになるようです。

デジカメinfoさんに訳がでていますが、dpreviewとのインタビューに対して富士フイルムの方が以下のように答えています。

ーーー(ファームウェアで現行モデルに機能を追加するのか?) イエスだ。たとえば、近日中にX-E2のEVFのリフレッシュレートをX-T1と同じレベルに改善する新ファームをリリースするつもりだ。ーーー
 これは凄いことですね。私もCP+の会場で担当の方に確認しましたので確かな情報です。まだ「何時?」の部分は判っていませんが、確実にこのようなファームを開発されているようです。
 X-E2とX-T1は仕様を見れば判るのですが、EVFのパーツ自体は同じもののようです。違うのはそれを見る光学系だけ、だから同じEVFの遅延を解決することがファームで可能になるわけです。
 X-E2がこれでさらに素晴らしいカメラに変わります。
 私は以前にも書きましたが、X-T1も素晴らしいカメラですが、用途によってはX-E2の方が向いているジャンルもあると思っています。
 特にX-T1+標準ズームのセットと、X-E2+XF23mmF1.4Rの組み合わせなら、私は後者をお勧めします。後者の方がXならではの写真が撮れるからです。
 またX-A1をすでに持っているお母さんカメラマンには、ボディをアップグレードするよりも、まずはXF35mmF1.4Rとか次に出るXF56mmF1.2Rのようなレンズを増やすことを優先されることをお勧めします。
 理由はそれの方が「好き!」が写るからです。X-T1は「好き!」が早く、確実に写るカメラですが、写った結果はX-M1と変わりません。
・・・・・・・・・・
 ところで、ファインダーの光学系を変えるだけで、APS-CのX-T1がフルサイズのEOS1DxやニコンDf以上に画面が大きく見えるファインダーを得てしまうということは、APS-Cの一眼レフでも、きちんとファインダー光学系を作れば、フルサイズと同等の見え方のファインダーが作れるということではないでしょうか?
 一眼レフカメラメーカー各社はなんでこれを作ってこなかったのでしょう?
 フルサイズ対応のレンズを新規に作って売るためだったのでしょうか?
 真意はさておき、私は一眼レフでもAPS-Cサイズで、きちんとしたボディと明るいレンズを作ったくれた方が、よっぽどユーザーのためになると思っています。ただ現状ではセンサーが今ひとつなのが問題ですね。ローパスを外しただけのAPS-Cカメラは往々にしてモアレが酷いです。
 この点では富士フイルムのX-TransCMOSとSIGMAのFoveonが独自に頑張っていますね。

| | コメント (21) | トラックバック (0)

2014年2月17日 (月)

昨日のCP+田中雅美さんのトークショーのパノラマです

Photo_3

 昨日のCP+の田中雅美さんのトークショーの模様です。これもまた素晴らしいパノラマです。田中さんにはパノラマ弟子がいっぱいいますが、この会場にいた中での2番弟子の佐藤信敏さんの撮影です。3番弟子の私なんぞでは、とてもここまで撮れません。写真かリンクをクリックすると360度パノラマで見ることができます。
 で、聴取者を見てみると、売れっ子広告写真家が3名ほど(含む佐藤さん)、ベテラン新聞カメラマンが1名、有名風景写真家が1名、有名カメラ雑誌のアートディレクターが1名、売り出し中の女子カメラマンさん、あと映像関係では日本の映像のカラーリストの草分け的な方が1名、そして人気ロックバンドのドラマーさんが1名などと、見ている方も錚々たるメンバーです。ほんと内容の濃いトークショーでした。
 あ、某動物写真家もいます。オーロラカラーで一番目立っています。
 この素晴らしいパノラマ写真(凄く高度な撮影技術です)を撮られた佐藤信敏さんは、本業は売れっ子の広告写真家ですが、ツバメとパノラマの撮影でもとても素晴らしい作品を発表されています。ツバメの写真どうしたら、こんなピントの写真が撮れるのか不思議ですね。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

CP+ 報告(3) 田中雅美さんのオーロラトークの素晴らしさ

Image5

 そして今日のCP+で私が一番聞きたかったのが、オーロラ写真家の田中雅美さんのトークです。周囲を見回すと集まって聞いている面々に、知っているプロ写真家や写真雑誌関係者が多いこと、多いこと。しかも、その道のプロ中のプロといえる面々の写真家が、田中さんのトークを聞いていました。多分他メーカーも含めこのCP+でプロの聴取者が一番多かったトークじゃないでしょうか。
 田中さんがこのトークのために作製したオーロラの360度パノラマムービーや4Kタイムラプスなどは、もう圧巻でした。Xシリーズみたいな小さなカメラでこんな素晴らしい映像表現ができるのかと。
Image3
 そしてこれが田中雅美さんスペシャルの「X-T1ホワイトプレミアム」です。世界にこれ一つと言っていいぐらい、霜で真っ白に固まったX-T1です。この時の温度は-40℃でこの状態でもX-T1は大活躍だったそうです。この状態で撮影された写真も展示されました。しかも外部電源なしでバッテリーパックでオーロラのタイムラプスムービーの素材を撮ることができたそうです。
 非常に過酷な撮影環境の中、田中さんとX-T1ホワイトは素晴らしいオーロラ写真を収めてきました。ほんと素晴らしいトークと写真&映像でした。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

CP+ 報告(2) キャメラびとの人気の凄まじさ

Image12

 今日のCP+で一番人気があったトークショーは「キャメラびと」の3人のトークだったかと思います。とにかく凄い人気でした。また話がとて楽しいのです。ほんとこの方たちは写真をとても楽しんでいて素晴らしいです。
 若い時にこういう楽しい写真をご自身が撮り、それを人に伝えられるのっていいですよね。
Image
 私のおじさんエアリー写真の師匠の山本まりこさんと、うみ写真家のむらいさちさんの間に入って、キャメラびとポーズを撮って1枚。
Image2_2 海といえば、これとてもいいですね。
 XQ1の水中ハウジングに、水中専門メーカーのINONさんが専用アクセサリーを発売されます。
 このドームポートがあれば水中での広角撮影の画質が絶対よくなるはず。こんなの見たらアザラシ撮影に絶対持っていかないわけにはいきません。
 ドライスーツも用意して、アザラシの赤ちゃんが泳ぎ出したら、自分も水に入ったり、手をすぐ突っ込めたりできるようにして、今年はいい水中アザラシ撮ってきたいなあ。
 水中写真家の世界的な大御所の中村宏治さんにもこのハウジングのことで、電話で色々お聞きし「あれアザラシにはかなりいいと思うよ」とのことでした。
 中村さんと私はTシャツのサイズが同じで貸し借りできるアザラシ仲間なのですが、「ワイドポートとハウジングの間に氷粒や空気の泡が入らないように注意する」などの注意をお聞きし、いよいよ撮影イメージが湧いて来ます。
 富士フイルムさん以外では、BORGさんのブースに色々あった新レンズに興味津々で、89ED を発注してきました。今年は氷の条件がいいので、陸地からアザラシが見える可能性がかなりあります。そんなときにこのレンズが活躍してくれるでしょう。
 またシグマさんのブースでDP2mQuatreのタッチ&トライの列にも並んだのですが、さすがに時間がかかりそうで脱落しました。なぜなら私が興味あるのは新しいFoveonセンサーがどれくらい画質が向上したかという1点だけ、それはカメラを触っても判らないことなので、40分以上の待ちはちょっと待てませんでした。
 でもこの新機種にはシグマさんはかなり力を入れているようで、要注目ですね。私から見たら富士のXシリーズは35mm判カメラに変わる存在ですが、シグマDPシリーズは大判カメラに変わるような存在です。富士のXが「画質番長」ならシグマが「解像力番長」といったところですね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

CP+ 報告(1) X-Photographer talk

Image1

 CP+の富士フィルムブースでのトークを堪能しました。私が聞きたかったのは今回海外から呼ばれた写真家たちのトーク、どんな話をされるのか興味津々でした。特に今回来られた方々は、一眼レフをすっかりやめてXに変わったという人たちです。その点で私と通じます。
 こちらはKevin Mullinsさん。英国で活躍されているウェデイングフォトグラファーです。日本では結婚式写真家というと、プロのアルバイトみたいな感じに取られかねませんが、現在世界的に一番稼ぐ写真のジャンルはウェデイングだと言われています。Kevinさんのような超売れっ子になると、世界中のお金持ちの結婚式の写真撮影の依頼が来るからです。
 どんな写真を撮るのかと思ったら、これが素晴らしい。一切のポーズをつけず、ドキュメントタッチのスナップです。それが美しいモノクロと、気配を消した撮影で、結婚式のドラマの一コマ一コマを捉えています。
 私もかつてはライカ使いのドキュメント報道カメラマンだったので、彼の撮影手法とスタイルにとても共感しました。
 特に彼はX100sの無音シャッタ−を有効に使い、時にはセルフタイマーを押してから、足元で靴に挟んで、撮影禁止の教会のバージンロードの二人を撮っていたりしました。それがまた素晴らしい写真でした。
 最後に彼が語ったのが「Fuji X-Series make me enjoy photography more」という言葉でした。「Xシリーズは彼の写真撮影業をより楽しく変えてくれた」というような意味です。この言葉につくづく共感しました。
Image4
 そしてこちらはベルギーの売れっ子広告写真家のBert Stephaniさん、彼が語っているのは広告で多灯ライティングのセットで撮る写真と、自分がプレイベートで撮る写真とのギャップ。そのギャップを取り除いてくれたのが富士フイルムのXシリーズだという話でした。
 これってKevinさんが言っていることと通じますね。この言葉もとても共感できました。
 そしてもう一つ興味深かったのが彼が、デジタル一眼レフをやめてXシリーズで広告写真を撮るようになったときに、最初はクライアントが「そんな小さなカメラで撮って大丈夫か」と言うのでは?と友人たちに言われたり、彼自身も心配ではあったが、撮った写真を見たクライアントは一切不満を言わなかったという話。
 同じことは日本の商業写真家からも良く言われるのですが、本当にいい写真を撮っていればどんな大きさのカメラで撮っているかを気にするクライアントなどいないということです。
Image6
 Bartさんが撮って畳3畳に伸ばされた「Xプリント」の前で記念写真。このカットはカメラのJpeg撮って出しからのプリントですが、この写真の裏に展示されていたKevinさんの大判モノクロプリントと合わせ、CP+で展示されていた大判プリントで一番綺麗だったと思います。
 昨日もプリントのことを書きましたが、私の目から見てダメだったのが、他社ブースで高画素フルサイズセンサーのモデルで撮っていて、同じぐらいの大きさに伸ばされた風景写真ですが、インクジェットプリントでシャープがかかり過ぎていて、とても質感が悪かったです。せっかくの高画素センサーの写真も、「デジタルーデジタル」のプリントでは、そのセンサーを生かしきれていと私には思えました。 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2014年2月16日 (日)

デジタルーデジタルのインクジェットプリントはつまらない

先ほど書いた

どんなに高画素、大きいセンサーのカメラでも、仕上げのプリントがインクジェットだと、こんなにつまらないプリントになるのか、というのもよく判ります。

 という文章を批判された方がいますので、こちらに私の反論を書きますね。インクジェット全盛の写真文化ですが、こういう見方もあるのだなあと思っていただければと思っています。

 CP+のような会場に行くと、ありとあらゆる写真のプリントがあります。今年はまだ見ていないけれど、昨年見た限りでの私の印象をいうと。

 デジタルカメラで撮ってインクジェットでプリントしたものは「つまらない」と私は思っています。「つまらない」という言葉は、「私の心を打つものではない」ということです。実際に心が打たれないのだから、こればっかりはいたし方ない。

 それでも心を打たれるインクジェットプリントはあります。それは往々にして、銀塩フィルムをスキャンしたものを、インクジェットでプリントしたものです。銀塩時代のプリント以上に色や諧調が整っていて伝わる力が強く感じます。

 またはプリントの過程でデジタルネガを間に挟んで アナログプリントしているものは「つまらなく」ありません。

 あとはデジタルカメラで撮ったものでも、本当にプリントのうまい名手が丁寧に銀塩プリントしたものは良いですね。これは富士フイルムさんのブースがそうです。

 つまり私は「デジタルーデジタル」を嫌うんですね

 プリントか撮影のどちらかがデジタルなのは好きなのに、デジタルーデジタルだと「つまらなく」感じます。それは撮影者の意図が入りすぎてしまうからです

 アナログーアナログ時代には、撮影者の意図や感性を最終のプリントにつなげるのはとても困難でした。だからこそ私はインクジェットプリントによって写真家が見ながらプリントすることが以前は嬉しかった。ただ、最近になってインクジェットやPhotoshopの性能が向上し、撮影者の意図が強く出すぎるようになってしまったと思うわけなのです。

 「これを撮って、こう伝えたい」という部分は、できれば感性的なあいまいなものであってほしいのです。そこにアナログが入ることによって、そのあいまいさが出てくれるのでしょう。あいまいだからこそ、人に伝えて共有し、それが何なのか求めていきたいわけです伝えるものは数値で置き換えられるようなものではあってほしくないわけです

 だからこれを計測器で測ってもなんで「つまらない」かなんて判るわけありません。そもそも計測器で感性を測るという発想が間違っています。

 このような私の考えでCP+のような展示会を見るととても面白いです。

 「そんなことはない、デジタルーデジタルでも面白いプリントはある」と思う方もいるでしょうし、私に共感される方もいるかと思います。それはさまざまな感性があることです。

 ただこれは私が常々書いている「好き!」を伝えるにつながる部分でもあります。その私の感性はデジタルーデジタルを「つまらない」と思うだけです。

 

| | コメント (14) | トラックバック (0)

氷の上の歩き方

 今晩から明日にかけて、CP+のある横浜では氷点下にならないような天気予報なのでちょっと安心なのですが、万が一路面が凍った場合の歩き方のコツです。

 私は流氷の上の撮影のスペシャリストなので、氷の上の歩き方は多少心得ています。

 すべらないコツは一にも二にも、靴に滑り止めの簡易アイゼンをつけることですが、そんなものもの持っていないという人がほとんどでしょう。私もいっぱい持っているはずなのですが、肝心なときには持ってきていません。なのでそれがない時には。

 歩くときに片足が宙に浮いている時間が可能な限りないように、摺り足で歩きます。1点しか接地していないから滑って転ぶのです。2点接地させることで安定します。具体的には足をほとんど持ち上げず、地面をこするように前に出して歩きます。

 みなさん気をつけて歩いてくださいね。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2014年2月15日 (土)

FUJIFILM CAMERA REMOTE をぜひお試しを

_11

 X-T1が届いた方も多いかと思います。

 ぜひ試してほしいのが「FUJIFILM CAMERA REMOTE」によるリモート撮影です。これはとても便利です。ただリモコンでシャッターを押せるだけではなく、タッチAFが可能になり、さらには絞りやシャッター速度、ISOなどの露出のみならず、フィルムシミレーションとかホワイトバランスまで操作できます。

 正直ここまでできるとは思っていませんでした。さすがにwifi経由なのでちょっとラグはありますが、まあ仕方ないでしょう。これをうまく使えば私のホタル撮影など、カメラの設置位置にいろいろな可能性と自由度が増すと思います。

 リモート撮影だけなら今までもいろいろできたのですが、これだとすぐに撮った画像も転送して確認できます。それが何よりすばらしいです。

 今日はCP+が悪天候で中止になってしまいましたが、富士フイルムブースでの田中雅美さんのトークは明日16日の15:30-16:10に変更になりました。これを私も聞きにいきます。

 そのほかCP+では富士のXQ1の水中ハウジングのINON製アクセサリー、X100Sのテレコンなどに興味津々です。

 他メーカーではSIGMAさんのDP2mQuatroを見てみたいですね。まだ作例などは飾られていないとのことですが、新しいFOVEONセンサーがどれだけの絵を出すのか、楽しみですね。

 今年のCP+はほんと富士のX-T1とSIGMAのAPS-C勢が元気いっぱいなのに対して、一眼レフ勢の元気がないですね。

 あとCP+ではカメラを触ることよりも、展示されているプリントを見ることも大事です。どんなに高画素、大きいセンサーのカメラでも、仕上げのプリントがインクジェットだと、こんなにつまらないプリントになるのか、というのもよく判ります。今年は富士がどんなプリントを展示しているか楽しみです。昨年のM.S.Parkさん撮影のX100sで撮影の畳3畳プリントはそれはそれは見事でしたから。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

今年の流氷は多すぎるぐらいですね

20140213180000_wis28ct_0007515650_2

 ここまで真っ赤な流氷分布図は見たことがないです。なぜなら20年前の分布図はモノクロだったから。カラーになってから見たなかでは一番多いのではないでしょうか。
 なので今年はアザラシウォッチングの当たり年の可能性が大です。検討されている方は今年来られた方がいいかも知れません。
 なぜなら嫌なニュース記事を見たからです。
***時事ドットコム***
 気象庁は10日、太平洋赤道域東部の海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象が今夏(6~8月)に起きる可能性があると発表した。ただ、エルニーニョが起きる可能性と平常の状態が続く可能性は半々とみられるという。(2014/02/10-22:16)
*************
 エルニーニョ現象が起こった年の翌年、さらにその翌年は氷が悪いことが多かったのです。なので今年は氷が多いですが、来年や再来年はちょっと心配です。あくまでも予想なのではっきりとしたことは判りませんが、今年の氷がいいことだけは間違いないです。
 アザラシウォッチングに多くの実績がある旅行社は
世界ツアーズ(個人旅行、ツアー)
ism(個人旅行、ツアー)
などです

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年2月14日 (金)

X-T1に合うサムレストが欲しい〜

_dsf8851

_dsf8846
  X-T1がそろそろ皆さんのお手元に届き出したと思います。このカメラは縦位置バッテリーグリップとハンドグリップというアクセサリーがあり、それぞれで持ち工合が変わります。
 持ってみて一番いい感じなのはハンドグリップです。右手前部分の膨らみが増すので持ちやすくなります。アルカスイス型のクイックシューを兼ねるのも便利です。
 残念なのが縦位置バッテリーグリップにアルカスイス型の溝が無いこと。ハンドグリップにあるのだから、こっちにも装備して欲しかったです。付けるの忘れちゃったのかなあ。なのでRRSのプレートを付けました。
 どちらの場合もサムレストがあると、持ちやすさは倍増します。ただし、一眼レフ型デザインのために、今までのサムレストだとちょっと位置が悪いです。さらに縦位置バッテリーグリップの時に、縦位置に構えるとサムレストに指がないため、端が目の上部に突き刺さりかねません。危険です
 なのでサムレストと縦位置バッテリーグリップは併用しない方がいいです。ハンドグリップの時に、もっといい形状のサムレストがあるといいのですが。
 X-E2には純正ハンドグリップとサムレストを付けると、完璧なフォールディングになります。とても持ちやすいです。
 あとバッテリーですが、縦位置バッテリーグリップには付いて来ませんので、別途購入する必要がありますが。バッテリーは必ず純正品をお勧めします。
 色々私の周辺のプロの情報をまとめると、兌換品バッテリーを使用したが上でのトラブルには、他社製品での例も含め「撮影したが書き込めていなかった」「レンズを認識しないエラーが出る」など、致命的なトラブルもあります。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

「好き!」を美しく写したい 無料配信始まっています

Ohara_ebook__01

Ohara_ebook__14a
 こんな感じの電子本です。ここのブログに常々書いてきたことをまとめたような内容ですが、まとめたことによってより私が伝えて来たことが明確になったかなと思っています。
 発売記念の無料配信がスタートしています。こちらの玄光社さんのリンクからよろしどうぞ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年2月13日 (木)

メルマガ予告:X-T1のファーストインプレッション

Merumaga1

第1回の配信は2月15日です。この回の内容ですが、以下を予定しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■目次
1. プロを目指そうとした頃
2. 報道写真家時代
3. 動物写真家に転身
4.「好き!」が伝わった
5.「好き!」を美しく撮るためのカメラ選び
6. 富士フイルムX-T1のファーストインプレッション
7..作品データプレゼント
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい。お分かりのように目玉記事は
「6. 富士フイルムX-T1のファーストインプレッション」になるかと思います。私が富士フイルムの新製品X-T1を使用したファーストインプレッションをまとめたものです。

ーーー意外かも知れませんが、私にとって、今まで使って来たXシリーズのカメラの中で一番「ペケ」が多いのがこのカメラです。私が「ペケプロワン」と呼び続けたX-Pro1以上に、このX-T1には「ペケ」があります。しかし、私はこのX-T1を2台発注し、自分のライフワークでもある大事な今年のアザラシ取材のメインにします。それはいくつかの「ペケ」以上に多くの「花丸」があるからです。
 ではどんな「花丸」と「ペケ」があるかについて書いていきましょう。ーーー

 こんな感じの記事です。ぜひ私がX-T1のどんな部分に「花丸」をつけ、どんな部分に「ペケ」をつけたかご覧いただければと思います。
 また作品データは私の代表作の「回転」を予定しています。プリントアウトしてぜひ壁やデスク前にお飾りください。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

電子書籍「好き!」を美しく写したい(玄光社)

Ohara_ebook__01_2

 メルマガとは別に、このような表紙の電子書籍も発売になります。玄光社さんから電子本のみ200円の発行です。
 さてこの電子本ですが、発売記念に無料ダウンロードの期間があります。それは今日の夕方以降になるかと思いますが、おって告知しますね。でもできれば無料ダウンロードではなく、有料版になってからお願いしますね。できればですが。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年2月11日 (火)

「新大人の学び場」メルマガがスタートします

Melmaga_2

がスタートします。月2回配信(1日、15日)月1,050円(税込)の有料メルマガですが、このブログ以上に濃い内容と、毎月、私的な印刷使用が可能なポストカード用データーをダウンロード配布します。
 このメルマガに私はとても期待しています。メルマガの読者の皆様に「これを見せたい」という気持ちで創作活動を続けることを目指したいと思っています。
 もちろんこのブログは今まで通りに続けますが、メルマガの方にはさらに深い内容、多くの写真を掲載いたします。
Mcover_sign_2
 こんな写真のサイン入りのポストカードデータが配信されます。ここでは小さなデーターですが、メルマガ読者だけ大きな印刷可能データーをダウンロードできます。商用利用などはできませんが、個人のプリンターで印刷することは可能です。
 この機会にぜひともお申し込みいただけましたら幸いです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年2月 9日 (日)

GoProビデオ撮影で思ったこと

 今朝アップしたX-T1の雪の中での使用報告はGpProで撮影しています。で使用して思ったのが、まずmicroSDカードの容量の大きいものが必要ですね。SDカードはいっぱい持っているのですが、microSDは昔の携帯電話用の2GBとかしかなくて、それを使ったら、あっという間にカードがフルに、さっそく64GBカードをポチっと。

 あと水中ハウジングに入ったままだと音声をあまり拾ってくれませんね。せっかくだからもうちょっと音も入れたいので、外部マイクを使えるように、スケルトンハウジングとコードもポチッと。
 すでにGoProを本格的使用しているプロカメラマンから低温下でのバッテリーの消耗が激しいから、Hero3+ではなく、Hero2の方がいいかもというアドバイスあり、流氷の上でのバッテリー交換も面倒なので、Hero2も追加しました。
 あとGoProといったらこの棒の出来が良さそうですね。これでそっとアザラシの赤ちゃんの寝顔も真ん前にカメラを出すのも楽しかったりして。
 こういうアクセサリーを次々買いたくなる商品って、商売うまいですよね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

再入荷したようですが残り1個みたい

この中間リングはきちんとAFが機能します。再入荷したみたいですが、みるみる在庫がなくなり、23:08現在であと一つみたい。
23:36すでにその一個もなくなったみたいです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

X-T1を雪の中で使ってみました

 富士フイルムX-T1を雪の中で使ってみました。厚手の手袋をしての操作性を確認しました。フリース手袋なんて極地では使い物になりませんから。
 すべてのダイヤル操作、レバー操作、さらにはSDカードの交換、バッテリーの交換、画像確認、拡大してのピントチェックが、この革製の厚手の手袋をした状態で可能でした。手袋はPatagonia製のStretch Element Gloveです。
 ここまで雪の中での操作性がいいカメラはフルサイズ一眼レフにもないかと思います。絞り、シャッタ−、ISO、露出補正が大型のダイヤルで操作できるというのは、私たち寒冷地での撮影が多い写真家には大助かりです。
 動画を見ていただければ何よりも判るかと思います。80秒ほどの短いものです。

| | コメント (16) | トラックバック (0)

2014年2月 8日 (土)

今日はよく降りましたね

Dscf8323_m

Dscf8012_mod
 今日はさすがによく降りましたね。
 石の湯ロッジのコンサートのために志賀高原に来ています。せっかくの雪なので地獄谷温泉のニホンザルたちを撮影してきました。
 使用したのはX-T1とXF55-200mmです。なんかX-T1になってこのレンズ、ピント合わせがさらに早くなり、しかもピント精度があがったかのようにさえ感じます。
 防塵防滴構造のボディなので吹雪の中でも安心して使えました。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

志賀高原石の湯ロッジコンサート

 オーボエのtomocaさんの演奏する「I do」(アルバムLotus より)に合わせて構成した私のスライドショーです。3分ぐらいですのでぜひ見てください。  私の環境問題の講演「流氷の伝言 -アザラシの赤ちゃんと地球温暖化」で用いてるスライドを振り返る構成のものです。昨日の群馬県での「地球温暖化防止活動推進員全体研修会」でも上映させていただきました。写真に音楽、しかも肉声に使い音色のオーボエが加わると、とたんに「伝わる」力が大きくなります。  今日は恒例の志賀高原ロッジでオーボエtomocaさんとピアノ太宰百合さんと、ライブでこのような写真と音楽を合わせたコンサートを開催します。すでの常連のお客さんで満室のためこちらでご案内できず失礼しました。  大雪で二人の演奏者来られるかなあ。  

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2014年2月 7日 (金)

ブレッソンさんには会ったことはないけれど

 私は高校生の頃、写真を独学で勉強しました。

 群馬県の田舎の高校生だったので周囲にはプロカメラマンなんていません。どうしたらカメラマンになれるか判らないけれど、できることを全部するしかない。私は当時自分が見ることができるすべての図書館にある写真の「写」の字と「カメラ」と書かれている本は全部見ました。
 自分で決めたことなのでしかたがないから、「写経」とかも一応借りて斜め読みしました。そうしたら当然それなりの知識がついてしまうので、いつの間にかプロカメラマンになれていました。
Photo
 その頃に撮った写真がこの「休み時間」です。高校生の写真コンテストの最高賞をもらい、これがきっかけで私はプロを目指します。
 でもこの写真はグランプリをとろうと思って応募したのではなく、審査員へのあてつけのつもりで応募したものでした。「写真家の先生たち、私はこんないい写真を撮れるんです。でも先生たちはこの写真を選べないでしょう」そんな気持でした。
 だから他にいかにも大人が好みそうな写真をいくつか入れて応募し、それらが多分入賞すると思っていました。当時から高校生のコンテストではいつも入賞はしていたので、その経験からそう思っていました。でも自分が一番「好き」な写真はこれだと。
 そしたら、この写真がグランプリになってしまい。私はとても悔しかったのです。さらに選評で「次点の人の写真はとてもうまい、高校生ばなれしている、でもグランプリの写真には写真として、こっちがいいんだというそういうものがある」そんな選評でした。すべて見透かされた感じで、生意気だった高校生の私は、「上には上がいる」と思わされたものでした。
P
 この頃に私が写真の勉強用に作っていたのが、写真集を自分でカメラで複写してプリントしたものをスクラップしたものです。まだコピー機が出る前でしたので、こうやって記録するしかありませんでした。
 これらのプリントの上に薄紙を置いて、対角線を引き、構図の勉強をしたものです。特にアンリ・カルティエ・ブレッソンさんの写真は徹底的に勉強しました。
 どこにピントを合わせているか、どの位置に被写体の重要部分を置いているか、を対角線を引いて判断するとすごく特徴が判ったのです。
 ブレッソンさんには会ったことはありませんが、こんなことはありました。
 私は毎年カナダのアザラシウォッチングの拠点となる島のホテルで、英語と日本語でアザラシの赤ちゃんのスライドショーを行っています。世界中から来られる観光客の皆さんが聞いて下さります。
 ある年、もう15年ぐらい前でしょうか。講演のあとでご持参された私の英語版の写真集にサインを求めて来た米国人のおばあさんがいました。しばらく談笑したあとで、おばあさんが言いました。
 「私はね若い頃写真を売る仕事をしていたの。フランス人の写真家の写真だったわ、”ヘンリ、カルティエ、ブレッソン”(英語発音)って日本人のあなた知っている?」って言われました。
 はい、それはもう「じぇ、じぇ、じぇ」状態でした。おばあさんはマグナムNYでブレッソンさんの担当者だったそうです。私はこうやってスクラップを作って写真を勉強した話を彼女にしたら、それはそれは嬉しそうにされていました。そうですよね、ご自信が担当された写真を、東洋の異国の高校生がこうやって勉強して写真家に育ってきたわけですから。
「あなたのアザラシの赤ちゃんの写真とてもいいわ、頑張ってねボク」
 最後にそんな感じのお言葉をいただきました。おばあさん元気にしているかなあ。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2014年2月 5日 (水)

ビックカメラ名古屋駅西店さんでトークをします

Adscf0299_2 Dscf0183_small

_s382175_panorama_sm  
日時 : 平成26年2月22日(土)   
場所 : ビックカメラ名古屋駅西店 地下1階 写真セミナールーム
時間 : 第一部 12:00~    
      第二部  14:00~  (各回 約30分程)
受講料 : 無料
募集人数 : 各回 最大15名 (事前にお申し込み下さい)
申し込み方法 : 地下1階レジカウンターにて受付します。 
締め切り : 定員に達し次第、締め切らせていただきます。
問い合わせ先 : ビックカメラ名古屋駅西店 地下1階 写真セミナー担当 加藤(み)/臼井 
〒453-0015 名古屋市中村区椿町6-9 電話 052-459-1111
 のように名古屋のビックカメラさんでトークを行います。富士フイルムXシリーズのカメラについて、私がなぜこのカメラを選んでいるのかを語ります。
 なお、参加者には上記3枚の写真のオリジナル・ポストカードを差し上げるつもりです。これは富士フイルムさんの販促物ではなく小原が個人的に作製するものです。印刷適正を判断するために、高色域&高精細印刷の予定です。市販予定はない限定品です。私もどんな出来になるか楽しみのものです。
 なお富士フイルムさんの福岡発表会での私のトークは、申しわけございませんが、他の方に変更になります。私はこの名古屋ビックカメラだけです。
 すでに私のブログの読者で福岡発表会にお申し込みの方には、お詫びにこのポストカードを贈呈しますので、ご連絡ください。
 CP+では今年は私のトークはありませんが、私のパノラマ写真の師匠である田中雅美さんが2月15日(土)の15:00からトークします。X-T1を極地の過酷な条件で使用した体験談なので、私もとても興味があり聞きに行きます。上記の週刊文春1月30日号に掲載された私のオーロラ写真も田中雅美さんのアドバイスでパノラマ撮影できたものです。
 会場でもし私をお見かけしましたら、きさくにお声をかけて下さい。多分会場で一番大きいのが私です。

| | コメント (15) | トラックバック (0)

2014年2月 4日 (火)

エアリーやろうかなあ・・・やってみようかな

************************

空にも、音がある。  風にも、色がある。

Azarashi2a
行きたい気持さえあれば、
どこへでも行けるから。
2836_052b
染まりたいから、染まる。
なんだって、
いつだって、
自分のこころ
********************************
 
 ちょっと悩んでいるのが、今年のアザラシの撮影で山本まりこさん風のエアリーやるかどうか。やれば絶対合うだろうなあと。でもやるのなら、そこそこの数の作品撮らないと意味ないので、それこそエアリーおじさんになっちゃうし。
(注:エアリー airy【形容詞】1a空気の; 空気のような.bはかない, 空虚な.2a〈足どりなど〉軽快な; 優美な.bうきうきした,快活な. Weblio辞書より)
 水中写真家の鍵井靖章さんの「夢色の海」という写真集が、エアリー調なんだけど結構出たそうで増刷していて、鍵井さんにお会いした時「やらなけらば、誰かがやっちゃいますよ」と言われて、確かにその通りのわけで。
 で、試しにPhotoshopで昔の銀塩時代の写真をいじってみたけれど、やっぱり合いますね。さらに「white smile アザラシ赤ちゃんのひとりごと」(ワニブックス)から妻の堀田あけみの言葉を添えたら、もうバッチリすぎるぐらい合いますね。
 こんな本でアザラシと流氷への関心をよんで、最後にあけみの一文で、アザラシの赤ちゃんがおかれている地球温暖化の現状と、そこで何が必要かという「流氷の伝言」を、さらっと美しい文で書けたら、最高のエコ絵本になるように思えます。それこそ私が自分の子どもによませたいです。
 実は小原は現在は写真よりも環境問題の語り部としての講演の方がはるかに多いのです。年間40回ぐらいは環境問題の講演依頼が来ます。今週も群馬県で環境関連の仕事をしている人たち向けに行います(非公開)。
 環境問題のような本当に難しい問題こそ、人の心を感動させないと伝わりませんし、人は動きません。それには「好き!」が必要です。このエアリーアザラシくんには、その力があるような気がします。
 これはやるしかないですね。たぶんボディ1台X-A1ホワイトだけをエアリー設定にして、流氷に行こうかと思います。昔の写真もこうやってエアリーにできます。
 私のブログの読者の中で書籍の編集者の方、もしご興味ありましたらご連絡ください。カナダ出発前に企画書を書いている余裕がありませんので、とにかく撮ってきてしまいます。熱意のある編集者の方でしたら新規の方でも大歓迎です。堀田あけみにはすでに文章を発注しています。
 今私たち夫婦が一番作りたい本になりそうな、予感。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

GoProに思う

1620778_656973317671959_1919131716_

 最近撮影地で増えたなあと思うカメラのダントツがこれGoProです。私が報道カメラマン時代に、自分のカメラの前に後から来てカメラ突き出されたら、はり倒していましたが(ほんとヤクザで猛者なカメラマンだったんです)、今では私もまん丸で身も心も丸い動物写真家です。そんなことしません。
 でもこれ見てたら、ちょっと閃きました。
Pozi30
 もう15年以上撮れていないのがこのカット、これは銀塩のEOSKissを水中ハウジングに入れ、それに「水中目玉カメラ」という防水CCDをつけて、リモートでモニターを覗きながらリモコンシャッタ−で撮ったものです。もちろんドライスーツ着て潜ればこういうの撮れるのですが、結構効率悪いんですね。水中がいい日は氷上もいい日なので、ドライスーツ着て潜る体制だと氷上を撮るのには動きが悪いんですね。
 また人間が潜るよりもカメラだけが潜った方が、やっぱり自然な動きが撮れます。人間が潜るとだいたいアザラシが「見に来たよカット」になってしまいます。
 この撮影にGoProが使えないかなと考えちゃったんです。特に最新の機種だと4K動画も撮れるから、電子本ぐらいならそれの切り出しで十分だし、小さな写真集でもいけちゃうでしょう。
 昨日書いたXQ1の水中ハウジングだと自分の手で押せるところは、これより綺麗な静止画が間違いなく撮れると思いますが、タイムラプス機能とか付いていないから、勝手に水中で写真撮り続けてくれないわけです。なので併用します。
 という訳で朝からAmazonをクリック、クリックです。このヘッドバンドも面白いかなあと。これ付けて撮影していれば、私が撮影中にどんな動きをするか、一目で判る動画が撮れますよね。それも楽しそう。
 アザラシ撮影経験25年のアザラシ技を動画でお見せすることができるかも。
 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2014年2月 3日 (月)

今年はこれが撮れるかなあ

Seal0046

 アザラシの赤ちゃんの撮影で、これまた難易度の高いのが赤ちゃんが泳いでいるところです。まず何より赤ちゃんが泳いでくれないといけませんし、その時にそこの氷にヘリコプターで行けないといけません。
 またなにしろ、その時に水中カメラを持っていないといけません。
 このカットは昔の銀塩水中カメラのニコノスVとたしか28mmで撮影しています。小さいので陸上用カメラの他に1台持ってあるくことができました。
 そして泳いでいる赤ちゃんを見つけたら、すぐに長いゴム手袋つけて、手だけで撮るのです。ノーファインダーなので構図がうまくいかないこともあれば、レンズ前に氷粒があって失敗することもあって、ほんと難易度の高い撮影です。
 で、銀塩ニコノスはこういう撮影の時にコンパクトでほんと重宝しましたが、デジタルになって、コンパクトで性能がいい水中カメラってなくなっちゃたんです。
 ところが今年はあります。XQ1+防水ケースです。コンパクトでしかも色がいいので、この撮影にばっちりかも知れません。撮れるか撮れないか、楽しみに見ていて下さい。泳ぎ出すのはだいたい3月10日前後です。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2014年2月 2日 (日)

昔は流氷の上に泊まれました

2836_040

 流氷の上で見る夜空です。
 低緯度オーロラと思われる不思議な光が水平線に現れていました。最初は街灯りかなあ、でもあっちの方角に街なんてないし、と思って見ていたら動いているので、オーロラではないかと思いました。
 昔は流氷が厚く、氷も湾をぎっしり塞いでいたため移動が少なく、流氷の上に泊まることができました。この小屋をヘリコプターで吊るして持って行って、宿泊拠点にしていたのです。
 満月の時には懐中電灯もいらないくらい明るく、新月の時にはこの世のものとは思えないぐらいの最高の星空が見れました。それも昔の話で、今はどんなに氷が多くても20年以上前とは別物なので、とても氷の上に泊まることはできません。
 でも楽しかったなあ氷の上で世界中から来た人たちとお話するの。25年も同じ被写体を撮っていると、ほんと色々な想い出があります。
Seal0011_2
 そして最高に美しい流氷の上の朝日を見ることができました。朝だから気温もめちゃくちゃ低く寒いのですが、そんなの忘れてしまうぐらい、シャッタ−を押すので精一杯でした。
 この写真はEOS1nにTS-E24mm/3.5を使って、レンズを少し前倒しにティルトして撮影しまいます。F4ぐらいの明るい絞りで、手持ちでパンフォーカスにするためです。
 TS-Eレンズ3本は面白い撮影ができるので、銀塩時代には良く使ったのですが、最近は飛行機の重量がうるさく、こういう遊びレンズまで持って行くことがずっとできませんでした。なので2年前に1Dmark3とこれらを売ってペケプロワンとXFレンズに代えました。
 今はAPS-Cで深度が深くなったのと、何より高感度が使えるようになったので、このようなアオリで深度を稼ぐ撮影はなくなりましたが、この写真のように決まった時は、とても良い写真が撮れましたね。懐かしいです。でも持って行けなければ、ほんと意味がないのがレンズなので。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

米国人フォトジャーナリストがタイの暴動で撃たれました

James_3

 撃たれたジャーナリストはJames  Nachtweyさんです。私が現役の報道カメラマンだった頃に、「この人にだけはかなわない」と思った唯一の人です。25年前の当時からTimeとNational Geographicの専属契約カメラマンという、報道カメラマンの最高峰の方でした。
 湾岸戦争時のパレスチナや、日本で同じ現場を踏んでいます。日本では昭和天皇が病気の頃に渋谷でデモ行進の取材でかち合いました。生意気な若造だった私はNachtwey 氏だけには負けたくないと、張り合いモード満帆で押し合いへし合いしていました。ほとんどすべての場所撮りで私が勝っていたと思います。
 ところが、そのデモで一番参加者の表情が盛り上がった時、Nachtwey氏がススッと私の前に入り込み、一番ベストのポジションで写真を撮り出しました。そこからはどんなに押そうが引っ張ろうがダメです。完全に撮影位置で負けました。彼はしっかりこれを狙っていたんだなあと、しみじみ敗北感を持ちました。まだ私が20代後半の頃です。
 一緒に食事をしたこともあります。私の知人女性と彼が、同じ現場が長かったため親しく、パレスチナのAmerican Colony Hotelのレストランで、彼のガールフレンドと4人で食事したことがあります。彼はとても紳士的に振る舞っていて、報道カメラマンというとヤクザな猛者しか見たことがない私はビックリしたものです。
 そのホテルはアラブ側ととイスラエル側の境界付近に立つホテルなので、中立の立場のジャーナリストの定宿だったのです。日本人新聞記者とかは怖くてだいたいイスラエル側のヒルトンとかにいたものですが。
 記事では大事にいたらなかったこととのことで、ほっとしています。
 私が張り合っていた頃の彼はニコンの小さめのボディに単玉をつけていましたが、今は5Dmak3?に標準ズームのようですね。もう歳なのだから、もうちょっと軽い機材で撮りたいはずです。そんなカメラが絶対求められています。
 ところで私の「Deeds of War」昔、カメラマン志望の若者に貸したまま返って来ない、これ見てたら返してね。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

あえて今、X-E2を褒める

 X-E2が発表になってから、このブログでものすごい勢いでX-E2を褒めてきました。実際に「買いました」という報告を多数いただいています。プロの方からも多く、それらの方は「あの小原がこれだけ褒めるのだから」ということで購入されました。

 購入されたプロの方は、かつてのジャーナリスト仲間や現役ジャーナリストの後輩たちが多かったです。片手で足りない数のプロの方から購入報告をもらっています。アマチュアの方を含めたら、両手、両足でも足りません

 このブログでの「べた褒め」は富士フイルムさんに頼まれたものではなく、私が自主的に行ったものであることは、ここに記しておきます。私が褒めたかったから褒めただけです。

 なぜあれだけ褒めたかというと、X-E2のテスト機を試用した時に思ったのが、このカメラはすごく真面目に作られたなあと思いました。でもカタログやカメラ雑誌などでは、このカメラの良さは伝わらず「多分売れないのだろうなあ」と。でもこういうカメラが売れなくて、作られなくなるとしたら、困るのは私たちなんです。だから褒めました。

 私は正直かけね無しに、X-E2とXF23mmF1.4Rを私が現役のフォトジャーナリスト時代に手にしていたら、天安門事件のThe Best of LIFEを超える、国際的な評価を得る写真が撮れたと思います。そのぐらいジャーナリストにとってX-E2には可能性があります。

 それはX-T1が発表になった今でも変わりません。というか、今でも私がフォトジャーナリストならばX-E2をまず選び、望遠用のサブにX-T1を追加します。優先度はX-E2の方が上です。

 それぐらいカメラの形状って、フォトジャーナリストには重要です。

 自分の子どもが亡くなって大泣きしている人の目の前に回って、シャッタ-を押すのがフォトジャーナリストです。だいたいたった一枚しか押せません。撮ったあとで殴られる可能性もあります。

 その時に、押せるカメラと押せないカメラがあります。これは本当にそういうシーンを撮ってきた私だから言えます。X-E2やM型ライカは押せるカメラです。X-T1は微妙です。音はいいけれど、カメラらしい形状とコマ速の速さがアダになります。機関銃のような連写は絶対してはいけないのです。だからコマ速の速いX-T1の意味がないのです。

 なので私はX-E2というカメラは、今でもとても評価しています。現在出ているすべてのカメラの中でジャーナリストに一番向いているのは、X-E2か、あとブラックバージョンのX100sでしょう

 X-E2だいぶ安くなってきましたけれど、私はものすごくお買い得だと思っています。X-T1のレンズキットとX-E2+XF23mmF1.4Rの、どっちが「好き!」が撮れるか考えると悩ましいですね。

| | コメント (28) | トラックバック (0)

2014年2月 1日 (土)

モノクロのアザラシ

82_09

とにかく眠ろう
そしたら何かよくなっているはずだから
40_38a
だからこのまま
ずっと二人で
47_36
一緒に帰るっていいね
帰る場所が一緒って、もっといいね

*****************************
 「white smile アザラシの赤ちゃんの独り言」(ワニブックス)からです。
 妻の堀田あけみが文章を、私が写真を担当した夫婦合作です。この本はとても面白い作り方をしていて、妻は私の写真を見ないで文章を書いています。
 女性編集者が「上司に怒られた時」「雨でブルーな時」などといくつかのシチュエーションを提示して、そんな時にかけてあげたい文章の依頼を妻にしました。
 その文章と私の写真を合わせて構成したのがこの本なのです。
 こういう文章って写真を見てしまうと絶対でてきません。私なら「おかあさんと一緒に・・」とか書いてしまいますよね。
 そして、私の今までの本の中でこの本だけモノクロ写真を使っています。撮影はEOS1nと各種レンズ、フィルムは富士のネオパンプレストと、コダックのプラスXと混ざっていたと思います。何年かに分けて撮っているので、その年の気分で持って行ったフィルムが違うからです。
 それにしても銀塩時代はEOSも「繊細な描写」を持っていましたね。とてもいい質感です。
 印刷は一度私が水彩紙にインクジェットでプリントしたものを、製版スキャンしてデーターにしました。私が作った見本用のプリントを見た、プリントディレクターが「このプリントそのものをできるだけ再現したい」と提案した方法なんです。
 フランス製の水彩紙アルシュに自分でコーティングした紙です。当時はまだインクジェット用の高級紙が無かったからです。アルシュのコットンペーパーの質感の柔らかさが加わって、不思議な質感が印刷されました。まだデジタル写真の黎明期だったので、データー入稿が安定していなかったこともありますね。
 今振り返ってみるとモノクロもいいですよね〜。
 今趣味として一番欲しいカメラがあるとしたら、私はライカMモノクロームです。それはカラーフィルターがセンサー前にない、光情報だけのモノクロームが出せるカメラだからです。でもさすがに高価すぎて、お遊びのためだけに買うことはできません。(モノクロの仕事なんて、後にも先にもこの本だけですし、ライカMモノクロームでは望遠撮れませんし)
 なので各カメラメーカーさんにはモノクロ専用カメラの開発を考えてほしいなあ。
 今一番その点でいいのはシグマさんのFoveonセンサーですね。あのカメラのカラーはちょっと個性があり、扱いが大変ですが、モノクロはとても素晴らしいです。
 ソニーさんからもモノクロ開発の噂がありますね。Mマウントユーザーをα7で引き込んだのだから、当然来るべき発想ですよね。
 でもモノクロってカラー以上に、レンズの善し悪しの差が現れます。なので現在一番レンズの勢いがいい、富士のXシリーズにはモノクロバージョンがぜひ欲しいですね。Xシリーズなら手の届く値段で買えそうだから。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »