BORG90FLを試しました
BORG90FLと開発中のカーボン鏡筒、ピント微動装置のLMF-1のセットを試してみました。カーボン鏡筒はとても軽いです。そして流氷の上では冷たくならないためとっても助かります。カーボンで望遠レンズの鏡筒を作るなんて発想は今までのレンズメーカーにはなかったと思います。この画期的なアイデアで超望遠撮影がとても身軽に行えます。
どんなにカメラメーカーの大きな大砲レンズのAF撮影が便利であろうが、現場に持っていけなくては写真は撮れません。500mmの大砲レンズを雪が積もって歩きにくい流氷の上に持って行くのは至難です。それにヘリコプターに積める重量にも限りがあり、荷物は三脚とバッグ一つにするよう指示されます。このレンズなら分解してバッグに入れられます。
まして流氷は割れて水没することもありえます。そんな場所で100万や200万のレンズを使うリスクもあります。
ピント微動装置のLMF-1のグリスも特に寒冷地仕様でなくても、気温-15℃体感温度-25℃の流氷の上で、まったく問題なく駆動していました。AF撮影とまではいきませんが、LMF-1でのピント合わせは非常に迅速です。
BORG90FLは500mmF5.6の蛍石レンズ使用の長焦点レンズです。このレンズの解像力は半端ありません。今までのBORGのレンズも素晴らしかったのですが、さらに一皮むけたような解像感があります。
このレンズのテストは日本でも出発前に行っていたのですが、なんだかんだ出発前のゴタゴタが続いてアップできていませんでした。帰国後に再度描写面でのレポートをさせていただきます。
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