4Kモニターの写真展:山田久美夫さん作品展
今年のCP+ではソニーとキヤノンが超大型の4Kモニターによる写真展示をしていて、それは確かに迫力がありました。デジタル写真の展示としては、今後モニターが主流になる可能性もあると思う写真展でした。
(X-T1 XF35mmF1.4R)
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先ほど書いた
~どんなに高画素、大きいセンサーのカメラでも、仕上げのプリントがインクジェットだと、こんなにつまらないプリントになるのか、というのもよく判ります。~
という文章を批判された方がいますので、こちらに私の反論を書きますね。インクジェット全盛の写真文化ですが、こういう見方もあるのだなあと思っていただければと思っています。
CP+のような会場に行くと、ありとあらゆる写真のプリントがあります。今年はまだ見ていないけれど、昨年見た限りでの私の印象をいうと。
デジタルカメラで撮ってインクジェットでプリントしたものは「つまらない」と私は思っています。「つまらない」という言葉は、「私の心を打つものではない」ということです。実際に心が打たれないのだから、こればっかりはいたし方ない。
それでも心を打たれるインクジェットプリントはあります。それは往々にして、銀塩フィルムをスキャンしたものを、インクジェットでプリントしたものです。銀塩時代のプリント以上に色や諧調が整っていて伝わる力が強く感じます。
またはプリントの過程でデジタルネガを間に挟んで アナログプリントしているものは「つまらなく」ありません。
あとはデジタルカメラで撮ったものでも、本当にプリントのうまい名手が丁寧に銀塩プリントしたものは良いですね。これは富士フイルムさんのブースがそうです。
つまり私は「デジタルーデジタル」を嫌うんですね。
プリントか撮影のどちらかがデジタルなのは好きなのに、デジタルーデジタルだと「つまらなく」感じます。それは撮影者の意図が入りすぎてしまうからです。
アナログーアナログ時代には、撮影者の意図や感性を最終のプリントにつなげるのはとても困難でした。だからこそ私はインクジェットプリントによって写真家が見ながらプリントすることが以前は嬉しかった。ただ、最近になってインクジェットやPhotoshopの性能が向上し、撮影者の意図が強く出すぎるようになってしまったと思うわけなのです。
「これを撮って、こう伝えたい」という部分は、できれば感性的なあいまいなものであってほしいのです。そこにアナログが入ることによって、そのあいまいさが出てくれるのでしょう。あいまいだからこそ、人に伝えて共有し、それが何なのか求めていきたいわけです。伝えるものは数値で置き換えられるようなものではあってほしくないわけです。
だからこれを計測器で測ってもなんで「つまらない」かなんて判るわけありません。そもそも計測器で感性を測るという発想が間違っています。
このような私の考えでCP+のような展示会を見るととても面白いです。
「そんなことはない、デジタルーデジタルでも面白いプリントはある」と思う方もいるでしょうし、私に共感される方もいるかと思います。それはさまざまな感性があることです。
ただこれは私が常々書いている「好き!」を伝えるにつながる部分でもあります。その私の感性はデジタルーデジタルを「つまらない」と思うだけです。
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到着しましたメタボーン・スピード・ブースター。今年のカメラ関係の製品で一番画期的なものになると思います。1眼レフのレンズをX0.7してAPS-Cのミラーレスカメラで使用できるアダプターです。富士のXF用はまだライカRとALPA用しかないので、EF-NEXの物をまず購入しました。
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スピグラデジタルの記事にあおりを使えるビューカメラでは?とのコメントがあったので、昨年作ったトヨフィールドにNEX5nをつけたものをアップします。
レンズはフランジバックが112mmと長いマミヤRB67の50mm広角レンズを使っています。マミヤプレス用のビューファインダーを付けて使用します。前板をライズしている状態です。
eBayで売っているEFマウント用の4x5スライドアダプターをNEX用に改造して使っています。この部分を利用して、横にシフトがササッとできます。前板のライズ、フォールと併用して、高画素多重分解カットを撮ったりすることができます。
シフト機能を利用してこんな写真が撮れたりします。
でもこのカメラ重いんです。出来る限り軽くしようとトヨフィールドを選んでいるのですが、それでも十分に重い。お遊びで持ち運べる重量ではありません。そこでミニチュア・スピグラに目をつけた訳です。
こういう時にもレリーズは必須なのですが、NEXはリモコンしかなくて困ってしまう訳です。
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私が各社のミラーレスカメラに対して一番の不満は有線レリーズが使えないことである。ソニーのNEXなどは機能はとても素晴らしいのに、レリーズが使えないということでダメ出ししている。同様にEOS Mもそう。この点では機械式だがレリーズが使えるペケプロちゃんを高く評価している。
赤外リモコンが使えるからいいでは?という人が多いのだが、実は赤外リモコンは有線レリーズの代わりにはならない。なぜかというと、レリーズで頻繁に使う「シャッタ−の押しっぱなし」ができないからだ。これができないと、ホタル撮影や星空撮影で使う比較(明)連続写真や、微速度動画のための連続撮影ができない。よく勘違いされているが、微速度動画で最も使うのはインターバルタイマーではなく、コマ間が最小になる「押しっぱなし」である。
またミラーレスカメラの一番の利点は「ミラーショックがない」ことであって、ミラーショックが気になる超望遠撮影や、マクロ撮影に有利なのだが、その際に有線レリーズは必須である。これがリモコンだと肝心な時にポケットを探しまわったりすることになる。
リモコンしかないNEXのようなミラーレスカメラでなんとか有線レリーズのようなものが作れないか?そう考えてやっと辿りついたのが、写真のセットだ。iPhoneとL5 remoteという赤外線発光部とエレコムが出しているiPhoneドックの延長ケーブルだ。赤外発光部を有線で延長して、カメラ近くで発光させて使うことができる。Freeze Frameというアプリでインターバル撮影もできる(ただし押しっぱなしにくらべ、コマ間が1秒開いてしまう)。
しかし、残念ながらこの方法にも大きな欠点が。タイムラグが長いのである。L5remoteではおおよそ0.6secぐらいのタイムラグがあり、瞬間を追う撮影にはちょっと使えない。同様にNEX純正リモコンでも0.3secぐらいのタイムラグがある。
結局のところ赤外線リモコンはやはり有線レリーズの代わりにはなれないということか。
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すっかりお気に入りになったスピグラ・デジタルでの撮影です。
元にしたミニチュア・スピードグラフィックはほぼ60年ぐらい前のカメラです。それなりに可動部はどれもしっかりしていて素晴らしい。そんなカメラにレンズをつけ、最新のセンサーを付けたらこれだけ色も出ます。
レンズはミノルタのベローズロッコールTC135mm/F4です。結構古いレンズですが3枚玉で抜けが良く色もいいです。ピントも古いレンズと思えないくらいシャープ。
ベローズに付けるためのレンズなのでスピグラとの相性もばっちり。このまま2倍ぐらいの拡大撮影まで可能です。
中古カメラ市に行くと、昔のMFカメラやレンズがいっぱいジャンクとして、500円とか1,000円で売られているのを見て悲しくなります。また昔憧れた名機が2、3万円で売られています。すべてのカメラとはいいませんが、少しぐらいはこうやってリフォームしてリユースしてあげたいものです。
ちまたにあふれている二眼レフなんてデジカメ化して、上から覗けたらとってもオシャレなのに。
このスピグラの改造は元の部品を外して、新しい部品を付けただけなので、復元再製も可能です。
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昨日から始まった名古屋のデパート丸栄の「中古カメラ・用品市」で7,000円で購入したミニチュア・スピードグラフィックをデジタル仕様に改造しました。
レンズボードをアクリル板で自作してELニッコール105mm/5.6を附属していたフランジで取り付けました。とてもカッコいいカメラになりました。
ついていたのが2x3のグラフィックバックなので、ほぼフィルムの入手が困難です。米国で売られていたクロアチア製のフィルムも製造中止が決まったそうです。
なのでシャッターより後を外し、アクリル板にKIPONのライカM/NEXマウントアダプターをネジ止めしたものを取り付けました。光漏れを防ぐために張り巡らせたパーマセルテープはご愛嬌です。
蛇腹カメラでミラーレスを使うとセンサーにゴミが付き易いので、愛用のペケプロちゃんではなく、サブのNEX-5nにしました。
105mmでは無限遠は出ていませんが50mぐらい先まではピントがあうのでほぼ実用は十分かなと。135mmにするのもいいですね。
EL105mmならレンズをつけたまま収納ができます。結構コンパクトで軽いのでお遊びカメラとしてはとても楽しいです。
この組み合わせで撮った写真です。内面反射の処理をまだ行っていないのと、レンズフードをつけていないためにちょっとフレアっぽいですが、十分しっかり写ります。
ほんと私たちが欲しいのはこういう遊び心があるカメラなのですが、最近のデジタルカメラは小さくすることばかり考えて、使い易さや遊び心を忘れていますね。
この改造は平面のアクリル板に穴を開けるだけなので、とても簡単です。アルミで内面反射の処理をしたものをどこかキットで販売すればいいのにと思います。2x3のスピグラでグラフィックバックのカメラはだいたい1万円しないで入手できますので。
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