ずっとフジのXシリーズの話が続いていましたが、たまにはNEXネタを。X-Pro1を買う前に使っていたNEX5nはまだ2台売らずに残してあります。売っても二束三文だし、その割には結構ちゃんと写るから、水中ケース用などに用いていました。
最近発売されたキヤノンEFレンズをソニーNEXに付けて、AFやIS、電子絞りが可能なマウントアダプターを入手しました。国内でも販売されていますが、私はeBayで香港から購入しました。なんと27日AM1:30に注文して、28日午後に着きました。香港からのFEDEXは安いのに、ほんと早い!
AFはかなり遅いです。コントラストAFだから、行ったり来たりしながらピントを探します。でもかなり正確に合わせてくれるので、手動で拡大ピントをしながらマニュアルフォーカスするよりは早いと思います。
私は持っていないので比較できませんが、YoutubeでEOS MにEFマウントアダプターをつけてAFテストしている動画がいくつも出ていますが、それと比べるとどっこいどっこいかな。コマ速とかタイムラグはNEXの方が性能がいいので、EOS Mの立場が無くなりますね。
なおマウントアダプタの構造的に、噂されているフルサイズNEXへの対応は無理だと思われます。このタイプではAPS-Cでギリギリです。
こんな風にミラーレスカメラではメーカの垣根を飛び越えた使用法が出て来ます。当初はMFでのマウントアダプターぐらいでしたが、とうとう純正の組み合わせと同等か超えるようなものが出て来てしまったわけです。
このアダプターの場合、EFレンズを人質に高い一眼レフボディを売りたいキヤノンも困るし、性能の割に安いNEXのボディを売って、これから高いレンズを作って買ってもらいたいソニーも困ります。
日本メーカーにとって厳しい時代の始まりを予見しているかのような製品です。
フジのXFシリーズのように、ミラーレス時代を見越したセンサーもレンズも魅力あるシステムなら、たとえこのようなアダプターが出ても影響は少ないでしょうが、既存の一眼レフシステムを守る為にボディを手抜きしたり、レンズを手抜きしているメーカーは大変だと思います。
下手したらこの香港のマウントメーカーの方が、日本のカメラメーカよりも効率のよいビジネスになるのかも知れませんね。
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