2012年3月22日 (木)

スイマーズイッチ

 早起きしてカヤックの組み立てを始めようとしたのだが、思いとどまった。両手の虫さされの化膿がだいぶひどくなっている。
 こちらの医者には昔「スイマーズイッチ」と言われたのだが、セルカリア皮膚炎という病気らしい。
 今回はほとんど水に入っていないので、水の上でのんびりしている時に刺されたようにも思えるのだが、原因はともかく、あちこちに虫さされがあって、それの一部がかなり化膿している。
 これがひどくなると抗生物質が必要になり、時には点滴が必要になる。私は過去になんどか点滴のお世話になっていることを思い出した。それがこちらの病院でだと結構な値段になる。 
 どうせマナティもいないし、今回は大人しくしておこうかな。と、いうことで出航を取りやめる。

 「スイマーズ・イッチ」で過去にどんな風に病院のお世話になったか思い出してみる。
1)最初の取材の年。この次に訪れたカナダで悪化してマドレーヌ島の病院で点滴を1日3回x4日だったか受ける。針を挿しっぱなしで流氷にヘリで飛んだ。20万円ぐらいかかった(保険なしだった)。
2)ここの病院「スイマーズ・イッチ」と指摘された。薬をもらい、水に入るのを止められた。
3)ディズニーワールドの病院。原因は何がなんだが判らないと言われた。一緒にいた妻は病院でディズニー映画「美女と野獣」を見終わってしまった。
4)名古屋の病院。珍しがられて資料用の写真を撮られた。ここでも点滴通い。
5)名古屋の大学病院。ここでも珍しがられた。

てなぐあいです。思い出せば結構な頻度で病院が良いになっていたんです。今回はこのままならなんとかなりそう。ここで無理しないようにしないと。

 そうそう最初の20万円は当初は40万円だったのを、看護師さんに「保険に入っていないんです。もうちょい、まかん?」とお願いしたら、まけてくれたものです。2本打っていた点滴を1本だったことにしてくれました。言ってみるもんです「もうちょい、まかん?」

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2012年3月21日 (水)

マナティが見つからなくても

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 マナティが見つからない。早朝、日の出前からカヤックを組み立てて、朝一番でポイントについて探すが、マナティの呼吸した波紋が現れない。
 後から来た観光船が「いた」とか言って水に入り出すので、釣られて水に入ったら、ドライスーツのチャックが完全にしまっていなくて浸水。マナティの気配すらなく、観光船は「いたけど行ってしまった」みたいなことをしないと行けなかったのだろう。朝からいいことなし。
 (ペケプロ1+35mm)
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 でもいいこともあった。ボッと水に浮かんでいるだけでも結構楽しい。ボートだと気付かなかった色々な音が耳から入ってくる。鳥の声、水の音。それらを聞いているだけでもここいる価値はある。
 そもそもマナティの写真自体はいっぱいあるんだ。何もマナティがいないからといってアクセクする必要はない。それよりも、ここに来て、その場所を楽しむこと。今まで見えていなかった景色も見えてくるだろう。そして、それがないと次にいい写真も撮れない。
(ペケプロ1+18mm)

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2012年3月20日 (火)

マナティが見つからない

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 うーっ。今日も残念ながら空振りだった。日の出前からスタートして。色々回ったが、みごとに1頭のマナティにも会えず。観光客用のボートはそれでもあれこれこまめに回って、泳いでいるのを1回ぐらいは見たりしているようだが、こちらは自力で動かないといけないカヤックなので、そうそうあちこち回っていられない。
 こんなときはじたばたしても仕方がない。カヤックからのダイビングと上がる練習をして、帰還。
 まあカヤックの練習に来たと思いましょう。
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 マナティの撮影場所のCrystal River だが昔に比べてカヤックやカヌーの数が増えた。マナティとのスイム条件が昔より随分厳しくなって、私が撮影を始めた17年ぐらい前とは大違いになっている。
 そんなこんなでマナティを傷付ける可能性が少なからずあるボートの使用を避けるようになったのかもしれない。
 私もそうだ。暗い早朝によく見えないなかスクリューが回ったボートをマナティにぶつけたくはない。カヤックならぶつかってもマナティが怪我することはない。
 でもカヤックの大変なのは、自分で漕がないといけないこと。目的地のポイントに行くぐらいなら大したことないのだけれど、そこから別のポイントに行ったり、帰って来たりするのはとても大変。
 なので明日からはホテルを移ることにした。17年間ずっと使って来たホテルだが、カヤックの撮影条件としては良くない。申し訳ないが、これも仕事なので。
 でも明日も厳しそうだなあ。

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 私がフロリダでマナティ探しに手こずっている間に、次男の海斗が小学校を卒業した。中学校の制服がとても良く似合う。海斗卒業おめでとう。お世話になった先生方、皆様ありがとうございます。

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2012年3月19日 (月)

フロリダに到着です

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 フロリダに到着しました。マイルで取れたのがシカゴ乗り継ぎ便だったのでトロントを早朝に出て、こちらに着いたのはもう夕方日が暮れた後だった。
 そして暑い!!!。なんと昼間は30℃もある。カナダから持って来たドライスーツでは、とても暑くてたまらない。といってウェットスーツでもまだ暑いだろう。なので水着をこっちで買った。
 今朝はカヤックを組み立てて、一漕ぎしてきたのだけれど、マナティはほとんど見つからなかった。それもそのはず。水温が20℃以下にならないとマナティはここの泉に集まらないのだ。1頭水の濁っているところで見つけたが、すでに多くの観光客ダイバーもいたので潜るのは止めておいた。
 こういう時にでも透明度のいいところで自分1人で撮れるのがマナティ写真家のプロたるところ、明日からは頑張るぞ。
 それにしても一昨年の冬に来たときは朝は-7℃だったので、温度は大違い。
 マナティのいそうな場所に近い場所からカヤックをスタートできるように、あれこれ手配してきた。明日は半分距離を稼いでスタートできる。そのかわりに毎朝組み立てをしなくてはならないが、空気を入れる電動ポンプもこちらで買ってきた。これなら組み立て時間も半減できるだろう。
 さあ明日からは頑張るぞ。

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2008年11月 3日 (月)

モントレーカヤック追加募集中

 先日書きましたモントレーでのアザラシウォッチングbyカヤックの募集が続いています。すでに催行できる人数が集まっているのですが、もう少し参加者が欲しいところです。内容を少し変更して当初より安くなる可能性が出ています。
 モントレーでアザラシ、ラッコ、アシカを間近で見る事ができる。そんなカヤックという道具を現地で、日本語で動物たちの側で学ぶ事ができる機会はまずないでしょう。動物への近づき方、動物写真の撮影方法などは小原が指導させていただきます。
 よろしくご検討下さい。
 ご興味のある方は小原までメール下さい。

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2008年6月15日 (日)

父の日カヤック

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 父の日の今日、子供達が貯めた小銭で花を買ってきてくれました。
 それではお礼に美味しいもの食べて、遊びに行こうと、海の近くの飲茶バッフェを食べてカヤックをすることに。飲茶はかなりの美味しさだった。期間限定ですが愛知県の方にはおすすめです。
 長男の真斗は昨秋に1kmちょっと先の島にカヤックで行きたかったのに、海が荒れて断念したのだが、今日もまた風が強く、波が出てきたので残念ながら諦めた。でもだいぶ漕げるようになってきた。次に来る時は朝早くきて凪の時間に漕げば大丈夫でしょう。
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 次男の海斗はまだ全然漕げない。だからずっと漕ぎ続けないと行けないのでお父さんは結構疲れる。
 昨秋は子供用にインフレータブルのカヤックを用意してロープで引っ張っていたのだが、今年からはできるだけレジャーでの車の使用を控えようと思っていて、JAVAを二人乗り仕様にして、電車でやってきた。
 もちろん運ぶのは重いし、電車代の方がコストは高かったりもするのだが、子供達を乗用車慣れさせることが良いことと思えなくなってきた。今の子供達は地球温暖化と共に生きて行かざるを得ない世代だ。どう見ても今の車社会のまま、地球温暖化を防げるとは私には思えない。まだ車を知らない子供達を車慣れさせることより、車を使わなくても色々楽しめることを教えて行く方が大事に思えてきた。

*携帯電話を自宅内で紛失中。マナーモードにしたまま乱雑な山の中に入ってしまったのだ。大掃除を始めたが見つからず。お電話いただいた方すみませんがメールか自宅電話にお願いします。

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2008年5月16日 (金)

水から見るアザラシ

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 カヤックを始めてからの私は、世の中の景色には陸から見た景色と水から見た景色があると思うようになりました。陸に生きるものが、水からものを見た時に新しい発見があるという考えでもあります。アザラシを水から見たいと、カナダの流氷にカヤックを運んだりしていましたが、日本でカヤックからアザラシを見られる場所があります。ゼニガタアザラシをこんな風に見ることができます。
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 えりも岬です。ここのクリフカヤックスさんがカヤックによるアザラシウォッチングを実現させています。すでに長い期間これを実施してきているので、アザラシがカヤックを見てもあまり驚きません。
 アザラシをカヤックから見られるというのは、本当に素晴らしい体験です。こんな体験が日本でできるようになったことを嬉しく思います。
 えりも岬はカヤックをするには風が強く、岩場が多いので、大変難しい場所です。しかし、岩の一つ一つ、波の流れを知り尽くしたガイドが着くことと、場所にあったカヤックを用いることで、その困難さが大幅に減ります。またクリフカヤックスさんが借りている浜から出航できるので、アザラシまですぐです。ここは自分で自艇だけで漕ごうと思わず、専門ガイドのお世話になるのが得策な場所です。
 カヤックが出られない日には風の館という観察施設から、望遠鏡でアザラシを見ることができます。かなりくっきり見ることができますよ。
 日本でアザラシを見るのにお薦めの場所の一つです。
 

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2008年3月31日 (月)

男一人、カヤックと一緒

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 流氷の海でまたカヤックをしました。場所はまだ成果が上がっていないので、おって報告します。小さな氷に上がって横になると色々な音が聞こえます。生き物たちもこんな音を聞いているのだなと思うと、撮りたい写真のイメージが沸きます。

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2007年11月 5日 (月)

カヤックでお昼ご飯

Epsn2430 用事が入っていない日のお昼はカヤックで島に向かい、一人でお昼ご飯を食べるのにはまっている。途中のコンビニで買うのでワンパターンなのだが、レトルトカレー+おかゆ+豆乳+野菜ジュース+バナナ+チョコ一切れで約600kcal。バナナは最近流行のバナナケースに入れて運んでいる。
 以前カヤックはあまり減量効果がないようだと書いたが、そんなことはないようで、カヤックを漕いだ後にお風呂によって体重を計ると、びっくりするぐらい体重が減っている。もちろんその後食事をすれば戻るのだけれど、いい有酸素運動にもなっているようだ。
 今日はいつもの3島(梶島、前島、沖島)巡りに加え、海岸線をゆっくり回ってきました。15kmぐらいかな。途中から雨が降って来たけれど、ドライスーツだから何の問題もなし。久しぶりに再乗艇の練習もしたけれど、さすがに軽くなったので楽になった。わざわざ少し沖にでて小さいうねりのあるところでも練習したのだれど、問題なく乗れるようになった。カヤックを買ったときから17kgも軽くなったのだから当然か。
 停滞期の後のカクンカクン減りが続いている、今日は前日比-0.7kgで93.9kg(64日目-23.9kg)。

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2007年11月 3日 (土)

海斗とカヤック

Epsn2423_1 我が家の子供達で一番カヤックにはまったのは次男の海斗である。ただし漕げない。自閉症の海斗は発達が遅れているので、運動能力もそれなりに遅れている。でもカヤックに乗りたい気持ちは一番強い。
 海斗は風景を見るのが大好きで、車の窓から外を眺めているのが好きな子だ。カヤックからの景色を見るのにはまってしまった。でも漕げない。時々パドルを水につけるだけ。だからお父さんが紐で引っ張って進みます。
 これはカヤックの練習をしたいお父さんにも好都合だった。息子とちんたら漕いでいても自分は休んでばかりになってしまうのだけれど、これだと向かい風以上に力が必要でいい練習になる。なのでこのスタイルで沿岸を漕いで回ってくるのが、うちの家族カヤックのスタイルの一つになった。海斗に海の上から見る、沈む夕日を見せてあげれた。嬉しそうだったなあ。
 明日は長男と岸から1キロちょっとの無人島(梶島)へカヤックで行こうと計画中。今日もトライしたのだけれど、1mぐらいのうねりが立ちはじめたので、大事をとって引き返した。普段はへたれの長男だけれど、無人島という言葉に引かれたのか、行きたかったようで再挑戦する予定です。「無人島でニンテンドーDSやってみるか?」といったら嬉しそうにしていた。
Photo  今朝でようやく停滞期は脱出。95.2kgになった。グラフを見ると、しばらく横ばいになってからカクンと減るのが判ります。明日もいっぱい動いて、カクンカクンとしたいものです。
 今日のお昼も先日行ったホテルのレストランのバイキング。なので朝はダイエットゼリー(0kcal)だけにして臨み、昼はたっぷり色々食べ、夕飯はマクドナルドのサラダディッシュの肉なし(子どもが取って食べた)ですませ1,500kcal以内ですませた。たまにはこうやってデザートとか食べるのもストレス発散になっていいものです。

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